『その怪物』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/2/16(mon)鑑賞)
本日の映画『その怪物』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。韓国映画のノワールもの。シリアルキラーvsシリアルキラーのサスペンスなんだそうで。きっとどす黒い最低な話なんだろうな(o^^o)
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』観終わりました。何か、いろいろ思ってたのと違う(^^;; あえて言えば、ある種の童話……なのかなぁ。起こっている事態は洒落にならんし、周辺状況はリアルなんだけど、肝心の主人公は知恵遅れの娘と幼女なんで、彼女たちの目線では「鬼退治」という。ううむ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』:韓国の田舎に知恵遅れで気性の荒い姉と、聡明な妹がふたりで仲良く暮らしていました。そんなある日、森からさまよい出てきた女の子を家に泊めた姉妹でしたが、女の子は殺人鬼に追われていて、妹は殺されてしまいました。姉は妹の仇を討とうと、女の子と森の奥へと向かうのですが…。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』:で、まぁ、殺人鬼側の目線では……息をするかのように人を殺すその男は、義理の兄の依頼で女を殺す。それを目撃した女の幼い妹を戯れに逃し、関わりを持った別の娘を殺す。だが、そんな男に恐怖を覚えた兄も、隙あらば男を殺そうと刺客を送り込んでくる……という話になるわけです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』:歪んだ家族関係の中から生起したシリアルキラーの物語としては、それこそヒッチコックの昔からあったわけだけど、そこに童話的な「鬼退治」の枠組みを乗っけてきたってのは、新しい。笑えない状況なのに、妙に抜けた間をちょいちょいぶっ込んできたりw 一筋縄ではいかない。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』:人は容赦なく死ぬし、それも流血多めで刺したり、刺されたり、執拗に殴ったり、絞め殺したりと、基本至近距離での肉弾戦なので暴力描写はエグいんですが(^^;;、本質的には「童話」なんでしょうね。「童話」だから、近代法と現代社会はヒロイン達と鬼の存在に関与できないという。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日
『その怪物』:あるいは、殺人鬼側の歪んだ家族の物語と、姉と妹をそれぞれ喪ったヒロイン達が「鬼退治」を通してあらたに「姉妹」の絆を構築する物語が、互いの「物語」をまったく理解しないまま、最終的に激突するという物語vs物語という構造の映画というか。面白い構造の映画でしたね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月16日