『レヴェナント:蘇えりし者』@地元のシネコン(16/4/21(fri)鑑賞)
映画「レヴェナント:蘇えりし者」予告1(150秒) アカデミー賞主要3部門受賞
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オリジナル・サウンドトラック盤「The Revenant(蘇えりし者)」
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【映画パンフレット】 レヴェナント:蘇えりし者 監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 出演:レオナルド・ディカプリオ トム・ハーディ
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本日の映画『レヴェナント:蘇えりし者』@地元のシネコンに劇場入りしました。レオナルド・ディカプリオもついにアカデミー賞か……。と言うより、何で2年連続で獲れるんだ、この監督(^_^;; (昨年も『バードマン』で受賞)。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』観終わりました。米国建国前の北米大陸、息子を殺され、重傷を負ったまま冬の森に打ち捨てられた男の復讐劇。どストレートのプロットなんですが、峻厳過酷な山岳地帯を力尽くでまっすぐ突っ切るような映画でした。……マジか(ーoー;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:毛皮猟の一団にガイドとして雇われたグレイと彼が原住民の妻との間にもうけた息子ホーク。だが、原住民の襲撃を受けて壊滅状態に陥った狩猟団が逃走する道中、クマに襲われてグレイは重傷を負う。同行不能と見た隊長により、看取り役をつけて残される。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:看取り役として残ったのは、グレイの息子のホークと若い猟師、そしてベテラン罠師のフィッツジェラルド。だが脱出経路を巡ってグレイに含むところのあった彼は、まだ息のあるグレイを殺そうとして、それを阻止しようとするホークをグレイの眼前で殺害。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:グレイが負傷で声を上げられないことをいいことに、残る若者を言いくるめて、グレイをその場に打ち捨てて逃走する。かくして、極寒の山中、ずたずたに傷ついたその身を引きずりながら、グレイの孤独なサバイバルと復讐劇の幕が上がる……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:話自体は古典が原作なだけあって、よくある復讐劇なんだけど、何せ状況と環境が過酷の度を超えてて(^_^;;、「死ぬ。絶対、死ぬ」という状況を、サバイバル技術と執念で乗り越えてくのね。多分、俺なら序盤にクマに殴られたとこで死んでる(爆 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:いや、もうその死にそうな目に遭うシーンを、前作『バードマン』を思わせる長回しのショットでねっちり見せますからね。クマに襲われるシーンも、ちゃんと「格闘」してるし。「クマ殺し」がどんだけ洒落にならん称号か、よく判った(冷汗 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:「くまモン、可愛い♪」とか言ってる場合じゃねぇぞ。爪だ、爪に気をつけろ! ガリガリくるぞ。それと体重な。乗っかられたらオシマイだからな。それからそれから…こほん。取り乱しました。とにかく、クマはダメです。良い子のみんなは闘っちゃダメ!#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:それと人間もダメです。野獣の世界です。白人は外道だし、原住民も頭の皮とか剝ぎにくる奴もいます。死にそうなところを助けてくれた原住民のオジサンも、目が醒めたら誰かに木の枝に吊られてました。非情な世界です。涙も枯れ果てます。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:そうした過酷で非情な世界で泣き言口にしても始まらないので、黙々粛々と生存のための行動を積み上げる。リアリズムに基づく、現実的(アクチュアル)なハードボイルド。余計なものがすべて削ぎ落とされ、生存(サバイバル)と復讐に純化してゆく。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月22日
『レヴェナント:蘇えりし者』:目的に向かって純化してゆく。「復讐」を唯一の行動原理(コード)として、単一のコードで駆動する自動人形と化してゆく。怒りや哀しみの感情すら、臓腑の奥へと沈み、身体は自動的に動き出す。そのシンプルさへの憧れが、ハードボイルドにはあるよね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
『レヴェナント:蘇えりし者』:ただ、それだけでないのが本作の魅力で、主人公は作中で度々、様々な形で「眠り」、その眠りの中で身体の傷を癒し、夢の中で心の傷を癒す。土の中で眠り、簡易サウナで眠り、臓物を抜いた馬の屍体の中で眠る。そこからの目覚めを重ねて、蘇生してゆく。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
『レヴェナント:蘇えりし者』:夢の中では、過去の記憶や死者との邂逅が幻想的に描かれ、現実世界のリアリズムと対象をなす。ラテン・アメリカ的な魔術的現実(マジック・リアリズム)表現。それを駆使する監督に2年連続で賞を与えたハリウッドの意図とか、考えちゃうよね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
『レヴェナント:蘇えりし者』:こうして声も上げられないほど重症だった主人公は、眠りと目覚め……蘇生を繰り返すごとに、心身を回復させ、過酷な世界を旅して、憎き仇の下へとたどり着く。その復仇を終えた直後に物語はぱたんと終わる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
『レヴェナント:蘇えりし者』:だってこれは「復讐」の物語だしね。復讐を終えて、新たな行動原理(コード)を得て動き出す主人公の物語は、また別の物語として描かれるべきでしょう。その意味でも徹底してシンプルな映画です。主軸がシンプルであればこそ、物語の生命力が増す。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
『レヴェナント:蘇えりし者』:サバイバル技術とか、原住民の死生観だとか、マジック・リアリズムなイメージ操作だとか、深く解釈しようと思えば、いくらでも可能なんでしょうが、素朴な復讐譚の力強さに素直に乗っかるだけでも楽しめる映画でした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月23日
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]
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