『寄生獣 PART1』@新宿ピカデリー(14/12/1(mon)鑑賞)
映画『寄生獣』予告編 Parasyte Trailer (2014) HD
本日1日は映画の日。と言うわけで、本日の映画『寄生獣 PART1』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。いや、どうせ山崎貴監督作品なので、過剰な期待はすまい……って、観る前からダメだった時の覚悟するのって、何か、玉砕前提で告白しようとする時みたいだね!<もうヤケクソ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』観終わりました。いや、確かに原作読んでる人間からすると、いろいろ致命的なやらかしをやってくれてるんだけど、母親が乗っ取られて以降の物語のドライブ感とか、原作が元々持っていた「凄み」のようなものまでは殺せなかったという印象。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:いや、いかにも薄っぺらい、判りやすい演出が多用されてて、折々いらっとも来るんだけど、あの日常がガラガラと音を立てて崩れてゆく焦燥感。そしてその度に、新一が何かを喪って、それを代償とすることで、ダークヒーローとして研ぎ澄まされてゆく、あの感覚!
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:例え上っ面をなぞっているだけであっても、それでも凡百のヒーローものから逸脱した原作の異質さから来る迫力は、嫌が応にもこの映画からも滲み出ており、その限りにおいて自分はこの映画を肯定します。……いや、もっと上手くやれたんじゃないかってのは、否定しないけど。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:いや、そりゃあねぇ。「あのキャラ削りやがった」「あそこ残して、そこ切るのかよ」「余計な設定改変すんなや」とか「劇版がうるさいんじゃ、ボケ」とか言いたいことはあるけどさーw 「商品」として判りやすくして、間口広くしようとしてるのも判るんだよねー。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:映画でも小説でも、あらゆるコンテンツは、究極的にはコミュニケーション・ツールなのであって、相手(観客/読者)があって初めて成立するわけで。ボリュームゾーンの観客のリテラシーがそのレベルなら、それに合わせて撮るしかあるめぇよというのは、確かに理屈なんだよね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:自分のような年間200本も映画を観て、マンガ、アニメも浴びるように摂取してる趣味人相手に、通好みのハイコンテクストな作品作って、狭いサークル内で褒め合うのも楽しいだろうけど、そんな人種がこの国にどれだけいて、いくらまで金出せるんだって話でね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:今回の映画を観て、改めて山崎貴には自分の好きな原作を手がけて欲しくないと思ったけど、興業人としての感性は見事なまでに正しいと思いました。このくらいの「判りやすさ」が一番心地いいんだよなー、一般観客のリテラシーは。……まぁ、だから嫌いなんだけど。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日
『寄生獣 PART1』:そんなわけで、原作にこだわりがない人は、それなりに楽しめます。原作ファンの人は、余計な演出をノイズと割り切って、底層に流れる原作本来のパワーを感じ取ることができれば楽しめます。コアな映画ファンは……まぁ、それぞれに楽しみ方を探してください。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月1日