『レストレポ前哨基地 Part.1/Part.2』@渋谷アップリング(15/12/3(thu)鑑賞)
緊迫感あふれる戦場ドキュメンタリー!映画『レストレポ前哨基地』予告編
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本日の映画『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』@渋谷アップリングに劇場入りしました。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』観終わりました。2007年、アフガニスタンの最前線、「死の谷」の異名を持つコレンガル渓谷に駐留する米陸軍第173空挺旅団戦闘団のある分隊のドキュメンタリー。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:タイトルは、タリバンの兵站上の要衝であるコレンガル渓谷の麓に設けられた米軍基地を狙撃から守るために、山頂に作られた哨戒陣地の名前で、その名も現地着任早々に戦死した兵士の名前から付けられている。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:部隊名に「空挺」の2文字が入っていることからも判るように、本作に出てくるのは、いわゆる特殊部隊ではないけれど精鋭部隊。作中で名前付きで紹介されるのも、兵卒はほとんどなく下士官兵以上なんだよね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:元々、そういう部隊構成なのか、ドキュメンタリーの構成でそうしたのかは不明ですが、いずれにせよ米軍内でも精鋭の部隊であるのは間違いない。なので、戦場ドキュメンタリーとしてどこまで普遍化して捉えていいのかは、アレなんですが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:いや、何が言いたいのか、と言うと、実戦経験は皆無でも、志願制の軍隊で、曲がりなりにも選抜のフィルターを経てきた職業軍人の集団なので、戦闘でショック受ける人間は皆無で、1年半の前線勤務にそれなりに適応する能力がある。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:そこを差っ引いてなお、戦場で彼らがどう変わってゆくかが、このドキュメンタリーの肝か。戦場に慣れ、戦闘を楽しみつつ、罪悪感に苦しみ、戦友の呆気ない戦死に衝撃を受ける。善悪に引き裂かれそうになりながら、戦友との絆を意識する。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:戦場の矛盾と混沌が、そうやって個々の兵士の心身に深く落とし込まれるのが、「戦争」ということなのか。……まぁ、旧日本兵みたいに、ろくに戦闘に参加もさせてもらえず、無駄に「溶かされる」ほどじゃないから、不条理感もほどほどか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:装備廻りで気になった点としては、米陸軍の最前線の分隊が主人公にしては、ドローンが影も形も出てこない。2007年だと、分隊レベルで運用するドローンはまだ配備されてなかった、ということなのか?
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:山頂の陣地に大型発電機持ち込んで、兵隊がプレステ(?)やってるのに、小型ドローンも使ってないというのも、解せない話なのだけど。編集でカットされてるだけなのかな。微妙に戦闘スタイルが古い気がする。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:戦闘スタイルと言えば、まぁ、こっちは地形的に判らんでもないのが、大口径の重機関銃や軽機関銃の重視で、彼らはそれにスコープを付けて使用している。これは山岳地帯で交戦距離が遠いからでしょう。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:敵味方とも、銃本体に銃架を合わせて数十キロになる重機関銃をえっちらおっちら抱えて、山岳パトロールをしてたりする。それだけ苦労してでも持って行きたい装備なんでしょうな。米兵からタリバン兵への賞賛も、そこだというw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:なお、このドキュメンタリーでは、戦死した米兵とか、殺したタリバン兵の屍体とか、身体の損壊などの描写はほとんどありません。作中のインタビューだとほぼ毎日戦闘してるっぽいので、素材として撮ってないとも思えないんですが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:米側の誤爆で地元住民からの信用がガタ落ちになるとか、地元の有力者がタリバンと米軍を天秤に掛けて手玉に取ってるだとかの描写もあるんですが、全体に米側に立って抑制効かせてる感はありますね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:で、米軍は「我々はあなた方を守りに来た」とか言いつつ、タリバンの村への侵入は阻止できないわ、誤爆はするわ、住民窓口の部隊長は任期1年で交代するわ、挙句に2010年には米軍自体、アフガニスタンから撤収するわ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:そら、こんな有様じゃ、地元住民に信用しろと言っても無理だし、戦争にも負けるわ。ただ、米国でさえ、これが精いっぱいだと言うのも事実で、それだけ余所様の国に兵を送るのは大変だということを、深く肝に銘じたい。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:この映画自体は、米軍のひとつの部隊に密着して、個々の兵士の内面にも迫る優れたドキュメンタリーです。しかし、タリバン兵や地元住民へのインタビューなどはなく、その意味で立体的な客観性を確立するまで届いていない。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日
『レストレポ前哨基地 Part.1』&『同 Part.2』:そこまでする必要を感じなかったのか、その術をもたなかったのか。いずれにせよ、米国だけでなく我々西側諸国の遂行する「テロとの戦い」は、相手に対するその程度の理解に基づいたものであることは、マズイと思うんだけどなぁ……。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月3日