『ヒメアノ〜ル』@TOHOシネマズ新宿(16/5/30(mon)鑑賞)
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【映画パンフレット】 ヒメアノ?ル 監督 吉田恵輔 キャスト 森田剛、佐津川愛美、ムロツヨシ、駒木根隆介、山田真歩、大竹まこと、濱田岳
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本日の映画『ヒメアノ〜ル』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。古谷実原作のシリアル・キラーもののスリラー、だそうで。……いや、そもそも古谷実はまったく読んだことないんで、観てみるまで何とも(^_^;; #fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月30日
『ヒメアノ〜ル』観終わりました。僕らは怯えながら、おずおずと言葉を探り、手を差し伸べる。……その向こうに、どんな獣(モンスター)が棲んでるかも判らないから。久しぶりに再会した高校時代のクラスメートは、無造作に殺戮を繰り返すシリアルキラーになってました、というお話。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月30日
『ヒメアノ〜ル』:ビルの清掃会社のバイトをしている岡田くん(濱田岳)。先輩の安藤さん(ムロツヨシ)に連れられて、安藤さんがこのところ気になってる女の子ユカちゃんの務めるカフェを訪れたところ、そこで岡田くんの高校時代のクラスメート森田くん(森田剛)を見かける。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:安藤さんによると、森田くんはユカちゃんのストーカーだと。ユカちゃんの身を案じた安藤さんにより、「お前、知り合いなら話つけてこいよ」と無理やり説得を命じられる。やむなくサシの呑み会をセッティングしたところ、森田くんはあっさりストーキングを否定。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:ちょいちょい発言に違和感も感じたものの、本人がそういうのなら、とぎこちない呑み会を終える。その結果に調子づいた安藤さんは、岡田くんをせっついて更にユカちゃんとの距離を詰めるように命じる。ところが、ユカちゃんの本命は岡田くんであることが発覚。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:結果、なるようになってふたりは付き合うことに。傷心の安藤さんは仕事は休むは、チェーンソーを買い込んで不穏な発言は口走るは、とても面倒なことに。一方、その頃、森田くんは、ターゲットをユカちゃんから岡田くんに切り替えることにしていた……というお話。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:映画の前半は、全員コミュ障な登場人物たちが、こじれ倒しながら三角関係を痛々しく廻してく話で、互いに連れが何言い出すか判らないのを警戒しながら呑む合コンとか、久方ぶりに再会したら微妙に不穏な空気を纏ってるクラスメートとのサシ呑みとか、胃が痛い(爆 #fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:それに限らず、互いに相手の反応が読めないので、言葉を探るような会話になる。だってそこは、自分とは異なる「他者」だから。何考えてるんだか、判んねーよ。でも、そうではない「関係」もあったはずなのだけど……。それはさておき、森田くんだ。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:高校時代にいじめに遭って、自尊心をへし折られ抜いた挙句、いじめた相手を殺して山に埋めて以来、ずっーと壊れたまま漂ってる森田くん。公式のあらすじだと快楽殺人鬼ってことになってるけど、これ、違うよね。殺しに快楽感じてる様子ないし。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:彼が「殺すこと」に執着してるのは、自分をいじめた相手と岡田くんだけだし。後は「流れ」で殺してるだけで、思い入れはない。ただ普通はそれを押し留める倫理観とか規範意識が機能していないだけ。自分を含めた世界のすべてがどうでもよくなってる。だから「殺す」。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:だから、どんどん「雑」になる。最初はちゃんと屍体を山に埋めたのに、自宅で殺した屍体を火を付けて放り出し、手近な庭先に埋めて済ます(で、警官にバレて、その警官も殺す)。岡田くんを殺すために都会を漂いながら、超適当に殺人を重ねてゆく。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:この「雑」な殺意が、都会の隙間を精霊のようにふわふわと漂って死をまき散らしてく感覚は、妙にリアルで生々しい。そのくすんで「雑」な森田くんを、ピカピカのジャニーズ・アイドルであるV6の森田剛が異様にハマって演じているのが、面白い。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:森田くんが岡田くんに執着した理由(らしきもの)は何となく想像できるような作りにはなってるけど、何で最初にユカちゃんつけ狙ってた(それも1ヶ月も「殺さなかった」!)のかは、この映画版だけだとよく判らないとか、ツッコミどころはあるんだけど。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:原作だと、多少は説明あるのかな。まぁ、なきゃないで別に構わないか。そのヒロインのユカちゃんも、清純そうで実は大概……とかw、主人公の隠してた過去も含めて、人間ひと皮剥くと何隠してるのか知れたものではない。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
『ヒメアノ〜ル』:結局、一周廻って先輩の安藤さんが一番裏表なかった可能性が(爆 そこに怯えながら、しかし更にその向こうに何を見るか……ですかね、この映画は。笑いと恐怖と、何だか名状しがたいモヤモヤを伴った邦画スリラーの佳作でした。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月31日
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