『忘れないと誓ったぼくがいた』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/4/8(wed)鑑賞)
早見あかり×村上虹郎!映画『忘れないと誓ったぼくがいた』予告編
- アーティスト: 三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza
- 出版社/メーカー: RME Premium Recordings
- 発売日: 2016/02/13
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
本日の映画『忘れないと誓ったぼくがいた』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。早見あかり主演。記憶障害もののロマンスだそうで。欧米だと記憶障害ものってミステリーになるんだけど、日本だと悲恋ものになるってのも不思議ですな。 pic.twitter.com/ajDsAhZtem
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』観終わりました。記憶障害もの、ではなくて、記憶「され」障害もの。周囲の人々に「記憶されない」障害の少女と、その恋人の少年の物語。アイデアは秀逸だし、中盤以降は悪くなかったんだけど、もうちょっと練ればもっと化けたんじゃないの、という印象。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:高校3年のタカシの前に、突然現れた少女、あずさ。不意に現れては、ちょっと目を離すと消えてしまう彼女は、タカシに「自分は周囲の人々から忘れられてしまう体質なのだ」と告白する。そんなあずさに、タカシは「自分は忘れない」と誓うのだが……というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:まず全体の所感。前半、というかタカシが「忘れ始める」まで、お話が散漫。まぁ、それはお話の構造を考えると無理もない話で、この時点でタカシはあずさの「記憶」がないので、ふたりの関係に「意味」が喪失してるから、物語的にも意味が捉えがたくなってるんですね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:だから全体を観終わってみると「意味」が通るので、腑に落ちるんですが、その場ではちょっと散漫で観てて辛い。この辺は、その分、映像や演出でテクニカルに緊張感を持たせることができたんじゃないかと思うので、ちょっと残念ポイント。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:それが中盤以降、タカシがあずさのことを忘れ始め、必死に足掻き始める辺りからは、ストーリーに緊張感がみなぎり、物語が駆動し始める。この辺は、アイデアそのもののパワーだよね。メモとかスマホ動画を駆使するのは、お約束だけど面白かった。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:ただこのお話はファンタジーとして設定されているので、原因を追求したり、謎を解き明かしたりはしません。それはいいのだけど、この「記憶され障害」のルールが整理されてないので、ルールの裏を掻いたり、駆け引きしたりのサスペンスが成立しない。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:結果、天災の如き不条理さで物語に君臨している「だけ」なので、この構造は好き嫌いが分かれると思う。自分は、「もったいないな」と感じましたけどね。駆け引きのゲーム性が前面に出ちゃうと、悲恋もののロマンス性が喪われると判断したのかな。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:それとこの「記憶され障害」って、言ってみれば、あらゆる関係性の喪失ってことだから、真面目に考え始めるとかなり怖い話。周囲の人々から忘れられるということは、どんな組織にも帰属できないということ。本作では、家族からも、恋人からも忘れられるんだから。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:本作中でもそれっぽい描写はあるんだけど、そこはもうちょっと深く考証してくれても良かったかな。これまったく洒落になってなくて、人が貧困に転がり落ちるのは、自身が帰属する社会資本を喪失した時だからね。ここを深掘りすれば、社会的なテーマに辿りつけたかも。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:何というか、「悲恋ものとして、泣かす映画にしよう」という意識が先に来過ぎて、お話のポテンシャルに枠を嵌めちゃってるような。もっと貪欲にエンタメを指向してもいいのになぁ、と思って観てました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
『忘れないと誓ったぼくがいた』:個人的には、この映画の物語の後、『七瀬ふたたび』みたいに、ヒロインが社会を漂泊しつつ、いろんな人々と出逢いと別れを繰り返すというお話とか観てみたいかな。まぁ、さすがにやんないか、それは(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月8日
いつかの君へ~ずっとそばにいてほしい~ 2枚組スペシャルDVD
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: DVD
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (1件) を見る