『シークレット・アイズ』@TOHOシネマズシャンテ(2016/6/16(thu)鑑賞)
ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマン共演/映画『シークレット・アイズ』予告編
【映画パンフレット】 シークレット・アイズ 監督 ビリー・レイ キャスト キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツ
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本日の映画『シークレット・アイズ』@TOHOシネマズシャンテに劇場入りしました。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月16日
『シークレット・アイズ』観終わりました。アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』のリメイクなんですが、911直後とその13年後の米西海岸を舞台とすることで、政治(公安)が刑事事件を捻じ曲げ、捜査に関わった人々の心を捻じ曲げて、闇の深淵を覗き込む物語に仕上がってました。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月16日
『シークレット・アイズ』:2015年、ロサンゼルス。元FBI捜査官レス(キウェテル・イジョフォー)は、かつて911直後に対テロ合同チームの同僚として働いた検事クレア(ニコール・キッドマン)を訪ねる。13年前から探し続けてきたレイプ殺人犯を見つけたというのだ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:2002年、警察・検察・FBI合同でイスラム系のテロ情報を収集する合同捜査チームに所属していた レスだったが、同僚の捜査官ジェス(ジュリア・ロバーツ)の娘がレイプ殺人で殺され、屍体が遺棄される。そして捜査線上に浮かんだのが情報屋のマージン。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:だが、情報源としての彼の価値を重視する検察上層部は、捜査に及び腰で、証拠を強く求めてレスたちの捜査を牽制する。2015年、失踪していたマージンを大量の出所者の中に発見したレスは、いち民間人の立場から、独自に捜査を再開する……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:オリジナルの『瞳の奥の秘密』は観てないので、元々、ここまで政治的状況と密接に絡んだお話なのかは不明。ただ原作では、1974年の殺人事件が起点というから、その頃のアルゼンチンと言えば、軍事クーデター前夜かな。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:事件そのものは、ただの愚劣なレイプ殺人なのに、政治状況が捜査を歪めてゆく。911直後の社会や治安機関が狂躁状態に陥り、善悪の判断基準もあやふやになる。だが、この映画の見所はそこに留まらない。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:それが被害者や捜査官といった個人の心そのものをも、歪ませてゆくことに踏み込んでゆく。事件に関わった3人の登場人物たちが、それぞれに抱える自身のかなわぬ願いや欲望を転嫁するように、政治圧力で迷走する捜査に妄執する。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:基本的に、この映画では、誰も望みや願いは叶えられない。主人公の恋は、あらかじめ喪われており、それが勝手な思い込みと知った時には、本当に喪われた後だ。唯一、叶えたかのように見える人物も、それは地獄と同義語でもある。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:別に遺体損壊とか、残酷描写が多いわけではなく、むしろ抑制され、画面外で描かれることが多いのだけど、この映画の残酷さは、人生そのものの残酷さ、無残さを突きつけてくることにある。救いはない。足掻けば、傷は深くなる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:真実の蓋を開けても、そこには地獄しかない。それでも開けなければ、前へは進めないから、人はその蓋を開けるのだ。……って、まぁ、あの絶望的な「落ち」が何がしかの「前進」に繋がってるのかは、何とも言い難いけど(´Д` ) #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
『シークレット・アイズ』:そんなわけで、大人向けの、上品で、重いミステリーでした。南米的なノワールのハリウッド・リメイクとして、観比べてみるのもいいかもしれませんね。そんな映画でした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年6月17日
映画プレスシート 「瞳の奥の秘密」 監督/ フアン・ホセ・カンパネラ 出演/リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル
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