『裸女と拳銃』@神保町シアター(16/3/5(sat)鑑賞)
本日の映画1本目『裸女と拳銃』@神保町シアターに劇場入りしました。1957年公開。鈴木清順が改名する前の清太郎名義で監督したミステリー映画だそうです。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』観終わりました。美女と殺人事件の謎にまつわる推理ミステリー…と思いきや、国際麻薬組織を巡る派手な洋上の銃撃戦にまで発展するアクション・スリラー。敵が旧日本軍特務機関崩れ、ヒロインも大陸帰国子女ってのは、まだまだそういう時代だったんですな……。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:麻薬組織を取材中の新聞カメラマン槇(水島道太郎)は、何者かに追われる下着姿で助けを求めてきた美女(白木万理)を匿い、自宅に送り届ける。だが、そこで殺された男の死体と出喰わし、更に通報した美女によって犯人として逮捕されてしまう。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:証拠不十分で槇は釈放されるも、彼を陥れた美女は行方不明。だが、その美女とそっくりな容貌の女性が、殺された男の秘書として槇の前に現れる。とぼける彼女だったが、槇は腋に痣のある謎の美女の裸の写真を撮っていた。はたして秘書は、あの夜の美女なのか……? #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:そんなわけで、何としても秘書の裸を拝むべく、盗撮するやら、着替えを凝視するやら、あの手この手の努力を……あれ? これだと、同じ日活でもロマンポルノの方になっちゃうぞ(爆 まぁ、真面目な顔で女の裸を凝視されて、ミステリーだと凄まれてもねぇ(^^;; #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:で、その後、秘書嬢とは別に、あの夜の「謎の美女」が再び槇に接触してきた所を、これまた謎の男たちが襲ってきて……と、サスペンスの本筋が動き出し、新興宗教を隠れ蓑にした国際麻薬組織への美女の哀しい復讐劇が徐々に姿を現す展開となる。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:いや、まぁ、タイトルからしてどストレートに扇情的なんだけど、その扇情性を話の根幹に組み込んだお話で、大の男たちが、どうやって女の裸を拝むかwと無い知恵をしぼる下りの、ギャグとシリアスのきわどい境界線を攻める姿勢は、完全に狙ってやってるんだろうね。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:主演の水島道太郎は、先日観た『「十三号退避線」より その護送車を狙え』でも、「シリアスを崩さないぎりぎりの線で変」なキャラを演じてて、鈴木清順作品では、そういう役廻りなのかな。一応、ヒーロー的な活躍はしてるんだけど、結局、狂言廻し扱いだしねぇ。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:一方、ヒロインの白木万理は、謎とエロティシズムに満ちた見事な「幻の女(ファム・ファタール)」で、主人公と悪党どもを散々に振り廻しながら、ラストは自らの命と引き替えに、復讐を完遂する。50年代にこんなヒロインがいたんですなぁ。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:若干の欠点を指摘すれば、セリフ廻しが思いの外、こなれてない。カッコ良さが上滑りしてる感があって、同じ日活でも60年代の日活アクションのような安定感がない。……まぁ、水島道太郎は、後の日活アクションスター達ほどイケメンじゃないからなぁ(-。-;; #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:イケメンと言えば、整形で頬を膨らませる前の宍戸錠が、警察幹部役で出てます。これがまた、すっきりした超美形のイケメン・エリートでびっくり!(^^) あの宍戸錠を拝むためだけでも、この映画を観る価値はあります。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日
『裸女と拳銃』:レイアウトのカッコ良さとか、展開のスピード感など、後の作品群に通づる要素は多いものの、こうして観比べると、日活アクションって、綺羅星の如きあのスター達が出揃った60年代に完成に至ったのがよく判る作品でもありました。でも観る価値は充分にありますね。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月5日