『葛城事件』@池袋シネ・ロサ(16/7/1(fri)鑑賞)
本日の映画『葛城事件』@池袋シネ・ロサに劇場入りしました。秋葉原の某加藤事件をモチーフとした、殺人犯を出してしまった加害者家族のお話だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月1日
『葛城事件』観終わりました。家族という名の地獄。…つか、「一国一城の主」と無理して持家建てた挙句、子供は結婚しないは、実家に寄りつかないわ、歳取って怒りっぽくなって、最後にひとり取り残されて呆然とする団塊世代のお父さんとか結構いるんだろうな。すまん、親父(ー ー; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月1日
『葛城事件』:繁華街での無差別殺傷事件で死刑判決が下された葛城稔(若葉竜也)。その父親・清(三浦友和)の住む自宅に、稔と獄中結婚した女(田中麗奈)が訪ねてくる。女はなかなか心を開いてくれない稔の人となりを知るために、どんな家庭だったのかを清に訊ねるが…というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:時制を巧妙に弄った構成に見事に引っかかって、途中まで「事件後」の話だとばっかり思わされてたけど、本筋はほぼ「事件前」のお話。ちなみに次男が通り魔犯というだけで、某秋葉原事件とは関係ありません。家族構成とか犯人の造形は全然違うしね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:まぁ、ともかく親父(三浦友和)が主人公の映画です。ずーっと怒ってる。それも、瑣末でしょーもない自分の怒りを正当化するために、天下国家を持ち出す。暴力も振るうけど、理屈でねじ伏せようとするんだよね。それを日常レベルでまでやってるから、おかしいんだけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:しかも、それをウチの外でまでやる。息子の嫁と親御さんの会食の場でも、料理が辛いと店員にゴネる。最悪の親父だ(ー ー;) でも、観続けてると、彼は彼なりに、それが「家族」の名誉を守るためだと思ってる節が見えてくる。…だからって迷惑なのは変わらんけども。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:常時そんな感じなんで、家族の様子もちょっとおかしい。人の良さ気な長男は妙に自己主張が弱いし、(ほぼ)引き篭もりの次男は自己弁護の口だけは異様に達者だし、お母さんは怒らないでふわふわと笑ってるだけ。お父さんの怒りをどう受け流すかで、こうなったのか。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:あと何というか、お父さんの物言いがね、何かをdisることばっかなんだよね。それでちょっとでも自分の精神ポジションを上げようとしてるんだろうけど、当然、場の空気は嫌な感じになる。お父さんが出てくるだけで、照明も暗くなるしw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:まぁ、親父が悪いっちゃ、悪いんだけど、多分、本人もそれ気付いてるんだよね。でも、どうしたら良いのか判らない。だから、怒ってる。だから、余計に周りを傷つける。家族がバラバラに壊れて、一人ひとり去って行くのを、呆然と眺めている。きっつい話ですわ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:前にも触れたけど、「一国一城の主」としてマイホームを持つことが父権の象徴であるかのように思われていた時代がこの国には確かにあって、それに踊らされた男の末路、と言ってしまえばそれまでなんだけど……まぁ、ウチの死んだ親父なんか、そのものズバリだもんな。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:ここまで偏屈で面倒ではなかったはずだけど、これがあの世代の親父たちの抱えてるどこへもぶつけようのない怒りとか憤りの一端ではあるのだろうと思うと、不肖の息子としては、やりきれない。ウチらの世代は世代で、いろいろ抱えて大変ですけどね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
『葛城事件』:まぁ、最後の最後まで見事にクズ窮まりなく、近くにいたら本当に迷惑な親父なんだけど、己がそうで在ることの哀しさに寄り添う映画でもある。これも父権の暴走っつーか、自家中毒っつーか。邦画でやるとこうなるのかという映画でした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月3日
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