『仁義なき戦い 広島死闘篇』@池袋新文芸坐(15/3/21(sat)鑑賞)
シナリオ仁義なき戦い 仁義なき戦い 広島死闘篇 代理戦争 頂上作戦
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仁義なき戦い〈死闘篇〉 美能幸三の手記より<仁義なき戦い> (角川文庫)
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引き続き池袋に移動して本日の映画2本目『仁義なき戦い 広島死闘篇』@池袋新文芸座に劇場入りしました。 pic.twitter.com/qrAvXtObmc
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』観終わりました。広能昌三(菅原文太)のドキドキ広島ヤクザ・スケッチ第2弾<おい。若き鉄砲玉(北大路欣也)を主人公に、若者たちを虫ケラのように使い捨てて権勢を広げる広島ヤクザの生態を描く任侠もの。そんなわけで、菅原文太の観察者性は前作より強まってる印象。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:本作でも広能昌三は(けっこう理不尽な理由でw)部下に暗殺仕事やらせてるので、抗争の当事者には違いないんだけど、原作者(原案者)の代理人でもあるので、どうしても立ち位置が観察者的なんだよね。なので、状況に対して、決定的なコミットメントはやらない。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:北大路欣也がぎょろりと大きな目を見開いて突っ走り、千葉真一がテキ屋の二代目の狂犬組長として無軌道に暴走してるので、ギラギラした印象があるのだけど、文太兄いはちょっと引いた目線で舞台に上がってるんだよね。このギャップが、このシリーズの魅力なのかも。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:あと前作の比較では、北大路欣也の恋人で、子持ちの後家さん役の梶芽衣子で、後家なのに清楚感もあって美しい。前作では文太兄いがラストで「弾はまだ残っとるがよう」の捨て台詞でかました、汚い大人衆への憤りを、女性目線でかます。あれがあるとないとで、違うよね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:しかし、前作でも思ったけど、このシリーズ、実録ものだけあって、類型的なドラマツルギーから外れた展開をするので、「スカッとする展開」にはなかなかならないんだよね。悪党はのうのうと生き残り、男女は結ばれず、主人公は野良犬のように惨めに逃げ廻って自決する。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:これ観て、「スカッとした」観客は当時もあまりいなかったと思うんだけど、でも皆、観ざるえなかった。それはやっぱり、現実そのままの不条理さにのたうち廻るヤクザたちの生態に、凄い生命エネルギーを感じてたからだと思う。人は映画に何を求めるのか、という話か。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日
『仁義なき戦い 広島死闘篇』:そんなわけで、呉の文太兄いはわきに引いて、広島の北大路欣也の映画として描かれるシリーズ第2弾。これも傑作ノワールの温故知新として、堪能いたしました。機会のある方は、是非。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年3月21日