『暗殺』@シネマート新宿(16/7/17(mon)鑑賞)
本日の映画1本目『暗殺』@シネマート新宿に劇場入りしました。1930年代、日本併合下の朝鮮に、大陸の亡命政権から送り込まれて暗殺者たちと、体制側の朝鮮人公安官の攻防戦のお話だそうです。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月18日
『暗殺』観終わりました。日本統治下の京城を舞台に、総督と総督府に喰い込んだ同胞資産家を狙う独立派の暗殺者たち、ジャック・ヒギンズ的な潜入暗殺作戦に、生き別れ双子の姉妹という伝奇ロマン、裏切り、流しの殺し屋コンビ、メガネっ娘スナイパーまで、盛りに盛った歴史アクション。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月18日
『暗殺』:題材が題材なので、日本人は悪役なんですが、前面に立つのは親日派の朝鮮人だったりするので、この手の話にしては、日本人にも比較的観やすいです。まぁ、ちょいちょい引っかかりはありますけどね(^_^;; この辺は多少力づくでも「面白い方」へ持ち込んだ方が勝ちです。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月18日
『暗殺』:1933年、亡命中の韓国臨時政権は、朝鮮総督と総督府に喰い込む同胞商人カン・イングクの暗殺のため、満州で日本軍相手に戦っていた凄腕の女スナイパー、アン・オギュン(チョン・ジヒョン)率いる3人の暗殺団を京城(現ソウル)に送り込む。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:だが、その3人をスカウトした臨時政府士官ヨムは日本憲兵隊の二重スパイで、3人の顔写真を日本軍に通報し、更に追っ手としてフリーの殺し屋ハワイ・ピストル(ハ・ジョンウ)を雇う。京城に潜入した暗殺団は標的へと襲撃を掛けるも、ハワイ・ピストルの妨害もあって失敗。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:傷を負いながら逃げるアンだったが、襲撃場面で出会った自分と同じ顔の令嬢と再会。彼女の口から、幼い頃に生き別れた双子の姉妹であることを知る。そして自分が標的のカン・イングクの娘であることも…。しかし、保身を優先するカンは、アンと間違えて令嬢を射殺してしまう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:死んだ妹が日本軍将校との婚姻を控え、その式典にカンのみならず日本側要人も出席することを知ったアンは、そのまま本人と入れ替わって会場での暗殺決行を決意。一方、相手の日本軍将校と因縁の生じたハワイ・ピストル、憲兵隊将校となったヨムが式典会場に集う…というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:そんなわけで、ちょいちょい力づくな展開はあるものの(^^;;、そこはしれっと伝奇ロマンと押し切って、強いキャラクター性とハードなアクションで組み上げた映画。武侠ロマンと英国冒険小説のいいとこ取りというかw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:いろいろ見るべき所は多いんですが、まずアクションで言うと、時代背景の割に火力多めの銃撃戦とか、奥行きを活用したカーチェイスでしょうか。距離を置いて並走しながらトンプソン機関銃で撃ちかけたり、追いつ追われつしながらの銃撃戦は迫力があってぐーっ!#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:それと何と言っても強いキャラクター性で、ヒロインはメガネっ娘スナイパーで宿敵の娘で、生き別れの妹までいる。そこにすぐにぶっ放す初老の相棒「爺や」を連れたフリーの殺し屋ハワイ・ピストルとか、キャラ強すぎだろう(爆。でも、許す。面白いから、許す。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:更に、保身のためなら妻も娘も自ら手にかける「売国奴」の商人、抗日活動で数々の戦果と傷を得た英雄にして最悪の裏切り者、そして無駄なく組織的に動いてヒロインたちを追い詰めつつ、朝鮮人の人命を何とも思ってない日本軍人たち……などなど。悪もまた強烈。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:いや、まぁ、いくら日本軍将校だからって昼日中の京城(ソウル)で若い娘さんを無礼討ちで射殺してただで済むわけないだろ、とか、日本人として突っ込みたいところは多々あるんですが(^^;;、とりあえず日本人は無能には描かれていないので、良しとしましょう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:この辺はねぇ、日本人も昔のアクション映画では怪しげな中国人とか、朝鮮人とか、いろいろ出してますしねぇ。お互いさまなので、面白い映画にしてくれれば、不問に付すべきではないかと。あるいは、別の映画でフォローしてくれれば、少しくらい大目に見ましょうよ、ねぇ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:それとこの映画では、必ずしも日本人だけが悪い、という方向に持っていっていないんですね。基本的に裏切り者の同胞へ怒りが向かう作りになってますし、同時になかなか統一戦線を作れないまま諸団体が乱立していた独立派の不甲斐なさにも言及している。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:勿論、祖国を奪った日本人への怒りは怒りとして、その辺の自らの身を切る姿勢があるから、歴史政治フィクションとして、この映画に普遍的な力を与えているのだと思います。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:愛すべきキャラクターたちの多くが斃れて事件が収束した後、エピローグ的な戦後パートで裏切り者が無残に撃ち殺されるところまできっちり描くというのは、歴史伝奇ロマンから冷徹な現実の現代史に観客を戻すという意味合いもあったのかな。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
『暗殺』:歴史伝奇ロマンの魅力と、近現代史ハードボイルドの冷徹さを、うまく掛け合わせた娯楽作品として、とても楽しい映画でした。いやいや、日本人も組織からはぐれた一匹狼の憲兵辺りを主人公に、やればいいんですよ、朝鮮ノワールとか。そんなことを考えさせられた映画でした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月19日
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