『キリングゲーム』@新宿バルト9(14/1/12(sun)鑑賞)
キリングゲーム KILLING GAME 映画パンフレット 監督 マーク・スティーブン・ジョンソン キャスト ジョン・トラボルタ ロバート・デ・ニーロ マイロ・ビンティミリア
- 出版社/メーカー: ショーゲート
- メディア: おもちゃ&ホビー
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劇場入りまでちょっと時間があるので、昨日観た『キリングゲーム』の感想をざっと。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日
『キリングゲーム』:基本山中で元米軍人の老人(デ・ニーロ)とセルビア人元兵士(トラボルタ)がふたりだけで延々殺しあう地味な映画です。爆発とか銃撃戦とかなしです。回想シーンで自動小銃の発砲シーンがあるのと、古いレミントンの発砲シーンがあるくらいかな。メインウェポンは弓ですし。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日
『キリングゲーム』:サバイバルのプロ同士の秘術を尽くした攻防戦─という要素もなくはないけど、さほど前面に出るわけでもない。どちらかというと、戦争を巡る「罪と赦し」の物語で、それをデ・ニーロとトラボルタというベテラン俳優がその演技と存在感でいかに説得力を持たせるかという映画でした。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日
『キリングゲーム』:この映画の肝は実は「人間狩り」の攻防戦じゃなくて、「復讐」と思われていた男の本音が「赦しを求める祈り」であったことが見えてくる瞬間であり、それを「赦す」ことによって、傷ついた老人の魂こそが「赦される」という、非常にキリスト教的な贖罪の物語です。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日
『キリングゲーム』:まぁ、しかし、結局、「積極的平和主義」とやらで、海外の紛争に介入するということは、こうして現地の社会的葛藤だったり歴史的矛盾と関わってしまうことでもあり、大変な話です。しかし、人道的に大虐殺とかほっとけるかというと、それもなぁ…。なかなか答えの出ない問題です。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日
『キリングゲーム』:そうした問題をこうしてエンターテイメントにして社会で共有しようという意識を失わずにいる米国という国は、なかなかに強靭な国であると、思いを新たにしました。一応、アクション映画の体裁ではあるけれど、静かに戦争と罪について考えさせられる映画でしたね。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年1月13日