『大暴れ風来坊』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/7/15(fri)鑑賞)
本日の映画『大暴れ風来坊』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1960年公開。流れ者シリーズ第4弾。前作は結局、ご当地観光映画でしたが、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月15日
『大暴れ風来坊』観終わりました。前作の宇和島に続き、四国松山に流れ着いたマイトガイ小林旭。前作と同じ座組で、ほぼ同じ話だ。宍戸錠のキャラ化も進んで、とうとうストーリー一切関係なくアキラが歌うシーンもあるぞ。……本当、これでダンスシーンさえあれば、インド映画だよなー。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月15日
『大暴れ風来坊』:四国松山に上陸した流しのギタリスト野村(小林旭)と、元牧師の十字架のマサ(宍戸錠)。さっそく地元ヤクザに襲われる女性・瀬川玲子(浅丘ルリ子)を助ける。話を聞くと、玲子の父親の経営する石油販売会社の持つ土地を狙って、嫌がらせを重ねているというのだ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:しかし、大手石油会社からの融資を断られ、資金繰りに窮する玲子の父の前に東京の資産家・太田黒が現れ、融資を申し出る。その融資があれば、経営が立て直せる。だが、太田黒はヤクザの榊原と裏で繋がっていた……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:と、あらすじを書き起こして気づいたのだが、小林旭も宍戸錠も、ここまでストーリーの根幹に絡んでないのな(爆 つか、ふたりとも、正体も善悪も定かでない「妖精」として、ふわふわと物語空間に浮遊し、要所要所でコミットしてストーリーの流れを調整する。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:勿論、実際の作中で、公式にそんなメタ設定がなされてるわけではないのだけど、特に小林旭に至っては、内面描写はほとんどなく、ヒロインに危機が迫ると唐突に出現する。前後の流れに一切関係なくw、観光名所をバックに一曲歌うシーンもあるけど(^_^;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:こうなると物語上の装置の一種。そういう「装置」を露骨に配置するわ、プロットはシリーズ前作とほとんど一緒だわと、どうも「ストーリー」で観客の関心を引く気がないんだと思う。代わりに宍戸錠のキャラ性を強化したり、タンクローリーの爆破シーンを入れたり。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:だから、田舎の石油販売業者の利権争い如きで、時限爆弾でタンクローリー3台吹っ飛ばすとか暴力のレートが過剰だし、人死にが出なかったとはいえ、それであまり動じない社長とか、おかしいだろ(後で賭けポーカーで300万捲き上げられた時の方が動揺してたw)。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:作中で発生する事件と、現実社会との整合性にあまり頓着しない……やはりリアリティ・ドラマでは、ないんですな。ストーリーに、歌う小林旭とか、カッコよく活躍する小林旭(と宍戸錠)とかの描写に、ゆるい必然性をもたせる程度の役割しかないんでしょう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:これは、いい悪いではなく、こういうコンテンツの有り様もある、ということです。この映画の小林旭や宍戸錠の活躍に目を輝かせて観ていた当時の若い観客層にとって、リアリティやストーリーの整合性なんて、どうでも良かったはずなんですから。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
『大暴れ風来坊』:そんなわけで、ストーリーの枠組みをこれだけ緩くしても、映画はその役目を果たせるのだ、ということを確認する映画でもありました。……いや、そりゃあ、もっと踏み込んで、完全にストーリーが崩壊した映画だって、いくらでも観たことありますけどね(^_^;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月16日
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