『さらば友よ』@地元のシネコン(15/10/4(sun)鑑賞)
さらば友よ ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: Blu-ray
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1968年初公開時の映画パンフレット さらば友よ 日比谷映画の館名入り ジョン・エルマン監督 アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン ブリジット・フォッセー
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: おもちゃ&ホビー
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本日の映画1本目『さらば友よ』@地元のシネコンに劇場入りしました。1968年公開のフレンチ・アクション。今日も温故知新。勉強、勉強です。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』観終わりました。アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンのクライム・アクション……ではないな。男盛りの名優ふたりの敵とも友情とも言えぬ、絶妙な関係性の艶っぽさを味わう映画です。作中の女性の扱い方からして、今で言うBLに近いテイストを感じる。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:アルジェリア紛争から帰還した外人部隊の軍医ディノ(アラン・ドロン)と兵士フランツ(チャールズ・ブロンソン)。フランツから除隊後にコンゴでの作戦に誘われるも、それを断わり、別の軍医を探しに来た女の誘いに乗って、とある企業の勤務医となる。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:女の依頼はその企業の金庫を密かに開けて、債権を戻して欲しいというものだった。何故かその依頼を引き受けたディノは、クリスマス休暇で会社から人がいなくなった隙を衝いて、金庫を破ろうとする。だが、そこにはディノを諦めていないフランツが割り込んで来た……というお話。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:何かもう凄いなと思うのが、主役ふたりの過去だとか設定とか一切説明せず話が始まるんだけど、何も問題ないという(^^;; 軍隊描写があるので「軍人なんだな」と判るし、チャールズ・ブロンソンが「俺は米国人だ」と言うので外人部隊だなと見当がつく。それで話に支障なし、とw
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:アラン・ドロンが女の依頼をあっさり引き請けた理由の説明は終盤手前まで伏せられてるんだけど、「まぁ、何かワケありなんだろう」で片付ける。そんなことより、男前ふたりを見ろ、と。中盤、金庫室に閉じ込められたふたりが、上半身裸でくんずほぐれつ、とかもあるぞ(爆
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:あとアラン・ドロンに周り中の女たちがうっとりと夢中になるのは当然で、アラン・ドロンの方も必要ならそういう女たちを利用することに一切躊躇しない。手近で使えるリソースを使ってるだけなので、感情移入もしてない。この辺はやっぱりBLで見かけるクール系イケメン像に近いな。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:何か、普通の男性作家なら多少は残ってるはずの、女性への畏敬とか憧憬が微塵も感じられないんだよね。女はリソースかトラブルの種でしかない、と言う扱いで。そんなことより、男同士の話(ブロマンス)をしようぜ、そこに情熱のすべてが注ぎこまれてる。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:ただあくまでメンタル的な関係性だけだし、それも恋愛としては描いてないので、男性の観客が観ても「男の友情もの」として普通に面白く観れます。だけど、本質はBLだろうな、この映画(^^;; 男性観客が喜びそうな、女優のお色気とかガジェットへの偏愛とかにそっけないもの。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:あと小ネタ的なことを言うと、『ジョジョ』第3部でダービー兄がやってた、酒をぎりぎりまで注いだグラスにコインを落として表面張力の限界を競うという賭けをチャールズ・ブロンソンがやっていて、たぶん元ネタはこの映画なんでしょう。そっかー、フランス映画からだったかー。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日
『さらば友よ』:しかし、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの男盛りの二枚看板連れてきてBLやるというのも、ハリウッドにない、フランス映画らしい選択で、これはこれで楽しめました。映画という表現手法は一緒でも、国や時代によっていろいろ攻め口が違うというのも、面白いですね。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月4日