『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』@地元のシネコン(14/6/14(sat)鑑賞)
映画「ゴジラ」(1954)全曲版~ライブ・シネマ形式完全劇伴全曲録音(仮)
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そんな本日の打線は、まず『WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常』、次いで『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』、締めは『ポリス・ストーリー レジェンド』。うん、我ながら見事な打線。間に自宅に飯を喰いに帰れるという地元具合が、高校生の夏休みの補講授業みたいだw
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
と言うことで、次は『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:観終わりました。確か、非HD時代にビデオかBSで観たくらいで、スクリーンで観るのは初めてだったはず。さすがのデジタルリマスター版だけあって、画質もクリアでモノクロ映画の美しさを堪能しました。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:怪獣映画としてもそうだけど、パニック映画としても古典となる作品だけに、後々、定番となる演出を再確認しつつ、粗もなくはない。プロットで言えば、ゴジラが東京を狙う理由は明かされないし、しかも東京湾に居着いて夜になると上陸する生態も謎w
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:そう言えば、改めて観直すとパニック映画にしては、結構、長めのタイムスパンの話なのよね。プロットと演出のテンポがいいので、うっかりしちゃうけど、これ、最初の貨物船沈没から、半月から1ヶ月くらいの話だよね。何度も国会で会議とかしてるし。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:だから、日本近海にゴジラが潜んで船舶を沈めまくってるという東京上陸前の展開もわりと深刻で、全編通して第二次大戦の(主に痛い目を見た部分についての)総括という側面が強い。勿論、台風とか地震とかの自然災害も反映されてはいるのだろうけど。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:というか、当時の(そして今も)日本人は、戦争と自然災害を同じ次元の現象として捉えていて、またそうすることで初めてあの巨大な厄災を受け留めることを可能にしたのかもしれない。まぁ、その主体性のなさは、無責任さとも紙一重だけれど。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:物語は、時に受け入れがたい現実の諸要素を解体し、抽象化して、意味(ストーリー)を持たせて再構築することで、人が現実を受け留めるための強力なツールとして機能する。人は不条理で、無意味な現実に耐えられるほど強くはない。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:だから、あの時代の日本人は、たった9年前まで続いていた戦争を、リアルタイムで進行していた冷戦を、彼らなりに受け留めるべく必死だったのだ。忘れたくても忘れられない惨劇の記憶を、受容するための物語を必死で日本人が探していた時代なのだ。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:ラストが「勝ったー! 万歳!」で終わるのではなく、死者への鎮魂で終わる辺りもこの映画の性質を示しているように思われる。まぁ、それが以降のシリーズ続編に必ずしもすべて継承されたわけでもないのだけど。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日
『ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版』:少なくとも、あの時代の日本人のリアルな感情を、心の在り様をしっかりと焼きつけたフィルムとして、今こそ観る価値がある映画でした。お近くで観れる機会のある方は、是非、劇場まで足を運ばれますよう。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年6月14日