『日本のいちばん長い日(1967)』@池袋新文芸坐(15/8/8(sat)鑑賞)
Japans Longest Day (Nihon no Ichiban Nagai Hi) - Trailer
Netflix | 日本のいちばん長い日(1967)
https://www.netflix.com/title/70052782
で、本日の映画『日本のいちばん長い日(1967)』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。週明けには新作の方も観に行きますが、その前に岡本喜八監督のオリジナル版を観ておこうかと。しかし、上映時間2時間40分かぁ……インド映画並みだな! pic.twitter.com/379YvLwpLA
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』観終わりました。昭和20年8月15日正午、終戦を告げる玉音放送が放送されたその瞬間に至る24時間のお話。ひたすら粛々と行われる終戦への事務手続きと、それと競い合うように進むクーデター計画。軍統制の緩みで下克上繰り返した挙句、最後までこれか……。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:映画の感想というより、史実そのものへの印象なんだけど、結局、日本の組織って肝心なところで情緒が入り込んで、おかしなことになるという象徴みたいな話だなと思いながら観てました。いや、クーデターの説得工作とかしてる時点で、とっとと捕まえろよ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:それとクーデター計画の進行を知りながら、終戦の朝に自決した阿南陸相の話って、美談にしていいのか? 組織の長としての社会的責任の取り方って、そうじゃないだろう。……いや、自分も日本人だから、その辺の情緒的機微も理解できなくはないのだが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:結局、手続きを無視して手前勝手な国家戦略を実現しようとする将校たちを、「気持ちは判る」とか言って指揮統制違反者として冷徹に処断してこなかった帰結がこの日のクーデターなわけで、その鎮圧よりも己の自決を優先した阿南陸相もその延長ではある。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:それに対して、終戦の手続きを進め、玉音放送の録音盤を守り抜く文官たちが「手続き」にこだわり抜く。総理大臣の鈴木貫太郎が、最後の方で「国家の葬式なんだから、手続きはしっかりやってこう」と言うのは、そこにこそ国家や組織の本質が宿るからだろう。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:改めて映画自体の感想としては、岡本喜八のテンポの良い演出は、長尺さや情報量の多さを感じずに観れます。軍人さんが、すぐに喚いてウルサイのは……まぁ、実際あんなもんだったろうから、そこはしょうがないか。しかし、この情報量をよく捌くよな。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日
『日本のいちばん長い日(1967)』:映画の最後は当然、玉音放送で終わるんだけど、あの抑揚やリズムは、やっぱり祝詞だよね。内閣が自分たちでポツダム宣言受諾を決め切れず、繰り返しご聖断を仰ぐ辺りとか、最後の最後にこの国の地金として呪的国家の部分が顔を出したということかなぁと。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月8日