『国選弁護人ユン・ジンウォン』@シネマート新宿(16/10/4(tue)鑑賞)
賠償請求額わずか10円!? 『国選弁護人ユン・ジンウォン』 予告篇
本日の映画『国選弁護人ユン・ジンウォン』@シネマート新宿に劇場入りしました。……いや、例によって弁護士ものの韓国映画という以上の前知識しかないんですが。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』観終わりました。再開発に反対して立て籠もる住民の追い出しに機動隊が出動し、警官ひとりと住民の少年が殺された。警官殺しで逮捕された少年の父親は、正当防衛を主張し、逆に警官による少年殺害を訴える。弁護を引き受けたのは、若い国選弁護人だった。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』:陪審員制度を含め、法体系や権力観が日本に似ていることや、必ずしも主人公サイドを一方的な「善」としていないこともあって、弁護側、検察側ともに結構緻密に法や裁判制度の隙をつく展開の割に、当たり口の取っつきは悪くないです。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』:検察が国家権力とずぶずぶで、犯人のでっち上げやらかすとか日本でもよくあるしね〜……って、洒落になってねぇ(-_-;; この辺は東アジアの普遍的な権力観というか、市民社会が油断すると簡単にそっちに行きかねないのは、日韓共通の課題か。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』:ただこの映画で面白いのは、単純に市民対権力の対立構造で語るのではなく、被告が犯した罪は罪としてあり、事件を政権批判に利用しようとする野党議員もあり、報道の正義を第一に考える記者もいる。裁判の周辺で、多様な価値観がせめぎ合ってる。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』:息子を殺された父親である被告人が、同時に、誰かの「息子」を殺した殺人者であるということを、殺された警官の父親を法廷に連れてきて対峙させるとか、犯した「罪」と、それにふさわしいあるべき「罰」を問うプロセスとしての裁判を描く映画でもある。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日
『国選弁護人ユン・ジンウォン』:悲しいドラマもありつつ、下手な邦画みたいにびしょびしょの情緒を押し付けてくる訳でもなく、丁々発止の裁判の攻防の楽しさもありと、裁判映画として地に足のついた娯楽映画に仕上がってました。このくらいの湿度感の邦画裁判劇も期待したいですね。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月4日