『エアリフト 〜緊急空輸〜』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/10/13(thu)鑑賞)
AIRLIFT THEATRICAL TRAILER | Akshay Kumar, Nimrat Kaur | Releasing on 22nd January, 2016 |T-Series
監督:ラージャー・クリシュナ・メーノーン
主演:アクシャイ・クマール、ニムラト・カウル、プーラブ・コーホリー、フェリーナ・ワズィール
2016年/インド/ヒンディー語/126分
原題:AIRLIFT
本日の映画『エアリフト 〜緊急空輸〜』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。湾岸戦争勃発時、現地クェートに取り残されたインド人17万人を、あの手この手で脱出させた実業家の実話だそうで。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月13日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』観終わりました。本人の望むと望まざるとに関わらず、時として、人の身に降りかかる使命(ミッション)がある。運命のイタズラから、17万人のインド人を率いて戦地から脱出させる指導者となったのは、強欲な実業家だったというお話。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月13日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:1990年、国境を突破してイラク軍が雪崩れ込んだ時、クェート国内には出稼ぎやビジネスで居留していた大勢のインド人がいた。当初、実業家ランジートは自分自身と家族だけで脱出を図ろうとする。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:だが、目の前で自分の運転手が射殺され、残された妻子への責任に加え、会社のオフィスに集まった従業員とその家族。そして話を聞きつけて集まってきた在留インド人たちを前にして、気がつけばランジートは彼らのために奔走していた。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:しかし、その数17万人!軍政当局と掛け合って難民キャンプを開設し、インド本国外務省へ電話をかけ続けて、救出の要請を働きかける。だが、インド本国の動きは重く、国連のイラク経済封鎖の煽りで、救出のための船も入港できない。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:それでも事態を憂いた外務省官僚の協力もあって状況は動き始めるが、情勢の悪化を察したランジートは、ヨルダン経由で脱出すべく、陸路国境へと史上最大の大脱出を開始する……というお話。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:まぁ、実際には2人の人物が果たした役割を架空の主人公ひとりに担わせてる時点で、かなり脚色されてることは自明で、それを割り引いた上での話だけど……本当、使えねえな、インド外務省!(爆 #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:湾岸危機で、自国民17万人が出国できないという状況下で、担当部局が昼メシ喰いに出払って誰も電話でないって(絶句 まぁ、日本の在外公館も、在留邦人ほっといてさっさと引き上げるって、よく聞きますけどねぇ。 #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:この辺、史実でどうだったのかよく知らないし、ストーリーの外ではあれこれ動いてたっぽいんですが、少なくともこの映画では、官僚機構がまともに動き出すまで、非常に時間がかかったように描かれています。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:それに限らず、この映画で注目すべきは、危機に際しての「公(おおやけ)」意識の立ち上がり方です。主人公を始めとして、最初は非常にエゴイスティックに振る舞うんですが、状況の進展に沿って自意識の「守備範囲」が広がってゆく。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:それにつれて社会的責任も自覚し始め、最終的に同胞、更には紛れ込んだクェート人母子も含めて救出に死力を尽くすことになる。利己主義者が利他主義に目覚めた…というより、自分自身>家族>自社の従業員>その家族…と拡張してく。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:これは当初の主人公の態度が不誠実だったわけではなく、彼が認識する「身内」の概念の範囲内で、その場その場で誠実であっただけなんでしょうね。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:家族以外の周囲のインド人を侮蔑していた冒頭の主人公も、17万人の同胞難民を率いる彼も、おそらく本質的には何も変わってないのではないか。で、この映画では、出てくるインド人みんなこの調子で、つまり全員ツンデレという(爆 #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:話を持ち込まれると、みんな、はじめは迷惑そうなんだもんなーw この辺の無私の精神というか、公意識の立ち上がる早さとか、過程にもお国柄があり、日本人とか米国人は割と早い方だろうけど、インドではこんな感じなのかと。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:勿論、インド人だって、時間がかかっても、意思統一が成立すればきっちり結果は出します。ラストで軍と民間パイロットが協力し、旅客機でヨルダンから17万人を無事故で全員救い出した手腕は大したものです。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:あと小ネタで言うと、冒頭のイラク軍侵攻の場面で、闇夜に紛れて国境を越えるT72の大部隊が出てきます。もっとも歩兵や随伴部隊が描かれてなかったんですが、軍事考証的にはどうなんでしょう。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:実際のイラク軍戦車部隊は、米軍戦車部隊にあっさり捻られて、あとは空爆の標的だったわけだし、案外こんないい加減な運用してた可能性もあるけど。それとこんな実話ベースの重い話でも、歌と踊りはちゃんと入れてくるのな(^^) #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日
『エアリフト 〜緊急空輸〜』:自分はこの映画を、危機に際してのプロジェクトの発生から完遂までのお話として捉えましたし、あるいはある日降っておりてきた使命(ミッション)のお話として観ました。インドの国民性とかも垣間見えて、面白い映画でしたね。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月14日