『プリースト 悪魔を葬る者』@シネマート新宿(16/10/24(mon)鑑賞)
本日の映画『プリースト 悪魔を葬る者』@シネマート新宿に劇場入りしました。韓国映画の悪魔祓い(エクソシスト)もの、らしいです。いつものように、そんな雑な認識で(^^;; #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月24日
『プリースト 悪魔を葬る者』観終わりました。少女の身に取り憑いた悪魔と対決する、悪魔祓い(エクソシスト)の神父と助手の青年神父の戦いのお話。悪魔描写が非常に土俗的で生々しい。これ観ると、日本のアニメやラノベのオカルト描写は、随分記号的に描いてたきてたんだなぁと。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月24日
『プリースト 悪魔を葬る者』:ひき逃げに遭って昏睡状態にある女子高生を見舞ったキム神父(キム・ユンソク)は、いくつかの兆候から悪魔憑きと判定。教区の非公式の承認を得て、悪魔祓いの実施を決断する。その儀式の助手に神学校の生徒アガト(カン・ドンウォン)をスカウトする。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:教会関係者からも疎まれているキム神父とアガトは、来るべき悪魔祓いの儀式に向けて、着々と準備を積み重ねてゆく。だが少女に取り憑いた悪魔は強力で、地元の霊能力者たちをも容易に撃退してのける。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:キム神父とアガトは、この凶悪な悪魔を祓うことができるか……というお話。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:基本的な構造は、ベテランのオッさん神父とルーキー神父のバディもので、互いに苦い過去を抱えてて、それをミッションを通して克服するバディもの。それを思いの外、ストイックに積み上げるオカルト・ハードボイルドなお話です。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:問題はそのオカルト描写で、今時のこの手のお話だと、CGバリバリ使って、造形されたモンスターをどーんと見せて……となりそうなもんだけど、そこは凄く抑制的なのね(CGは使ってるとは思うけど)。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:モンスター表現も悪魔に取り憑かれた少女と、同じくラストで悪魔を封じる子豚くらいだし。その分、土俗魔術的な悪魔祓いの知識とガジェットとで情報を埋めてゆく。それも「聖剣〇〇」とかの、判りやすいガジェットではない。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:勿論、十字架や聖別化された法衣とかは使うけど、日常的な製品も、それが持つイメージの属性を活用して武器にする。更に言えば、助手の青年神父が選ばれたのは「寅年生まれだから」(爆 武器になるイメージなら、キリスト教でなくてもいいという……。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:そう、この映画で語られる悪魔祓いは、イメージの闘争なんですね。聖なるイメージ、生のイメージ、善のイメージを高める道具と言葉で神父たちは悪魔祓いに挑み、悪魔は邪悪な呪いや禍つ言を口にし、悪臭や汚れた血を吐いて場の空間を穢す。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:激しく抵抗する悪魔を押さえ込んで、悪魔の5つの言語の5つの真名を暴いて、少女の身体から追い出すというバトルのルールは、既存のエクソシストものと比べて、異質で生々しくて面白い。基本、狭い部屋の中のバトルだから、絵面は地味なんですけどね。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:この辺、世界観の造り方が上手いなぁ。日本だと小野不由美の『ゴーストハンター』辺りに近いんだろうけど、あれも元はライトノベルということもあって、生理的にクる生々しさが足りないんだよね。まぁ、あれはあれで、あのバランス感がいいのだけど。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:既存のオカルトのお約束からズラして、この世界独特の実践理論に即して生まれ出ずる闘争……まさにそこから垣間見える、異質なオカルト理論と哲学の存在こそ、この映画の醍醐味と言っていいのです。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『プリースト 悪魔を葬る者』:まぁ、粗を探すと、プロットまでストイックな一本道だったのは、ちと勿体無い。悪魔の正体とか、もうちょい捻る余地はあったはず。そこでケレンに走らなかった愚直さも評価はするけどね。案外、TVドラマにも向いてるかも。そんな映画でした。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日