『ザ・クルー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/10/26(wed)鑑賞)
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本日の映画『ザ・クルー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。悪党同士がガンガンぶっ殺し合う映画……という、いつもの雑な認識でw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『ザ・クルー』観終わりました。プロフェッショナルな職業犯罪者たちの壮絶なサバイバルを、ストイックに描く映画。理詰めに組み立てて、成功する襲撃は成功するし、隙を見せれば喰いつかれるし、死ぬ奴は死ぬ。肌にひりつくような、ハードアクションでした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『ザ・クルー』:ヤニス率いる武装強盗団は、印刷前のパスポート強奪の犯行を鮮やかに成功させ、滞りなく換金と金の分配を済ませ、チームはそれぞれの生活へと戻ってゆく。何の問題もない、いつもの彼らの日常だったが、犯行に参加したヤニスの弟のミスが事態を急転させる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:処分すべき犯行に使った銃を、裏市場に流し、それを地元マフィアに押さえられたのだ。銃を警察に渡されたくなければ、対立組織の運ぶヘロインを奪えという彼らの要求に従わざるえない。指示どおり、襲撃を実行するヤニス。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:だが、襲撃時に反撃を喰らって、片腕格の相棒を殺される。このまま素直にマフィアに麻薬を渡して終わらせる気のないヤニスは、逆襲の機会を伺うが……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:基本的にプロ対プロの精密な駆け引きとバトルの話なのだけど、たまに主人公がプロらしからぬ情に負けた甘い判断をすると、確実にそれが致命傷となって返ってくる。そうやって破滅してゆく男の話であって、実は敵とのバトルは傍(わき)の話しでしかない。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:終盤は、警察に捕まった弟を取り戻してどう逃げるか、という話になるしね。その警察もプロだから、こちらの先廻りして待ち伏せとかしてるけど、台詞つきの警官とか出てこないので、どういう駆け引きがあったかなどは語られない。あくまで主人公たちだけのお話です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:子供の頃から職業犯罪者で、これまで奪った金を事業に投資して、悠々自適に暮らせるくらいの金があるのに、「俺は金が欲しいんじゃない。装甲車を襲いたいんだ」と嘯くほどの主人公が、些細なきっかけで破滅してゆく。あえて言えば、中年の危機の話なのかしら。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:演出は、余計な説明やシーンはバシバシ省略していくスタイルで、「襲撃する」と決めたシーンの直後にすぐその実行シーンに移るとか、全般に展開は早廻し気味。全体の尺も81分とタイトだし、そういう意味でもストイックな映画です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:逆に言うと、激しい銃撃戦を描いていても、熱量が低い。どんなに重要なキャラでも、撃たれる時はあっけなく斃れるし。主人公の足掻きも、冷たく突き放して観察している風でもある。ヨーロッパ映画……と言うより、やはりフレンチ・ノワールの温度感かな。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
『ザ・クルー』:ギャングもののノワールと言っても、深作欣二や石井輝男の東映的な狂騒や、韓国映画のじっとりと湿度を帯びた闇とも違う、低熱量で乾いたノワール。これはこれで悪くないですよ。ずんずん突き進んでくテンポ感と併せて、自分は好きな方ですね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月27日
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