『ファイナル・ラウンド』@TOHOシネマズ六本木ヒルズ(16/10/31(mon)鑑賞)
【ワールド・フォーカス(World Focus)】『ファイナル・ラウンド(Final Round)』
監督:サダ・K・プラサード
主演:R・マーダヴァン、リティカー・シン、ムムターズ・サルカール、ナーサル
2016年/インド/タミル語/111分
原題: Irudhi Suttru (英題:Final Round)
そんなわけで、本日の映画『ファイナル・ラウンド』@TOHOシネマズ六本木ヒルズに劇場入りしました。東京国際映画祭出品のインド映画で、女性ボクサーのお話だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月31日
『ファイナル・ラウンド』観終わって、主演男優&プロデューサーのトークショーにも参加してきました。火の玉ボクシング娘と鬼コーチが、世界選手権チャンプを目指す王道スポ根映画。女子男子関係なく、終盤の熱量はガチ! 女の子スポーツの手加減感ゼロの本物でした(^^;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月31日
『ファイナル・ラウンド』:国際選手強化コーチでありながら、素行の悪さで地方都市チェンマイに飛ばされたプラブ(R・マーダヴァン)は、そこで手のつけられない暴れ者の少女マディ(リティカー・シン)と出会う。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:普段は貧しい魚売りで、姉のセコンドでついてきたボクシングの試合で、理不尽な審査に頭にきて、審査員席に殴り込むような娘だ。自分自身はボクシングなどやる気はさらさらなかったが、プラブに「日当を払う」と言われ、ジムに通うことに。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:厳しいプラブの指導に始めは反発するマディだったが、身銭を切ってでも選手の育成にかけるプラブの姿勢に感化され、いつしか彼に思いを寄せるようになる。だが、意を決して告白するも、純粋にボクシングの鬼であったプラブには相手にされない。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:更にマディのボクシングの才能に嫉妬した姉によって拳を潰された状態で試合に臨み、無様な負け方をしてしまう。それを恋愛にのぼせたせいと取ったプラブは、マディを足蹴にして故郷に追い返す。(蹴りながら「死ね」とか言ってたぞ(-o-;;) #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:故郷に戻ったマディは、失意から一念発起し、再び頂点を目指して練習を再開。そうこうする内に、国際女子ボクシング協会からロシア人選手とのエキシビジョンマッチの声がかかる。だが、それは、プラブに因縁を持つ協会理事長の卑劣な罠だった……というお話。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:本作の見所はいくつかあるんだけど、もう何はなくともヒロインの爆裂火の玉娘っぷりですよ。とにかく手が早い。気がついたら、2〜3発ぶち込んでる。地元のボクシング協会のお偉いさんにそれやってるところを見たコーチが「これだ!」と(止めろよ)。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:それもそのはず、ヒロインの女優さんは、リアルでキックボクシングの選手だそうで。インドは意外と女子格闘技が盛んなんですね。このお話自体、2006年にインドが女子ボクシング世界選手権で金メダルを獲ったエピソードが元になってるとのこと。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:ただ女子スポーツの協会理事が全員男性だったり、セクハラが当然のように蔓延してたり、まだまだ問題は抱えている。この映画ではそれを娯楽(エンタメ)的な「悪」として描いているのだけど、上映後のトークショーによると「割と実話」だそうで(-o-;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:いや、もう、この映画では出てくる男性陣が「愛すべきクズ」か「度し難いクズ」しかおらず(爆、ボクシング・バカの鬼コーチとか、仕事もしないで娘の稼ぎを捲き上げる口の悪いオヤジ(でも本当は娘大好き)は「愛すべきクズ」の方でw #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:「度し難いクズ」代表の協会理事長は、選手に手を出す(でヒロインに殴られる)くらいは序の口で、世界選手権の決勝戦直前にヒロインにドーピングの言いがかりつけて失格にしようとしたりするからね。信じらんねーことするよな。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:さすがにこの辺はフィクション…と思いたいけど(^^; こうした描写はインド社会の残念な一面であるのだけど、同時に、そういう社会に対するインド映画人からの批判と啓蒙の意を込めて描かれているみたいです。主演男優さんもはっきりそう言ってましたし。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:そういう理不尽な世界で、ヒロインも鬼コーチも孤立無縁。判定に持ち込まれれば、圧倒的に不利。だから……「ここから先は、全員KO(ノックアウト)でねじ伏せろ!」と命じるコーチと、それに応えるヒロインとか、超熱いじゃないですか! #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:そんなこんなで、日本から見ると極端に見える面も引っくるめて、純粋に熱量の高いボクシング映画として楽しめました。せめて配信ででもリリースしてくれないかなぁ。映画祭だけで終わるには非常にもったいない良作でありました。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:で、せっかく撮ったのでトークショーの写真もアップしときます。写真の奥の方がプロデューサー兼主演R・マーダヴァン氏、手前がプロデューサーのシャシカーント・シヴァージー氏。マーダヴァン氏は日本に留学経験もあるそうです。#fr16_n pic.twitter.com/tyFiJWtn6V
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『ファイナル・ラウンド』:ちなみにこの映画、タミル語の映画で、ヒンディー語版もあるそうなんですが、吹き替えじゃなくて、「もう1本別に撮ってる」んだそうで(爆 主役陣だけ一緒で、タミル語班とヒンディー語班が交代で撮影してるんだとか。……凄えな、インド映画(^^;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日