『女神は二度微笑む』@渋谷ユーロスペース(15/2/21(sat)鑑賞)
本日の映画『女神は二度微笑む』@渋谷ユーロスペースに劇場入りしました。インド映画のサスペンス・ミステリーだそうです。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』観終わりました。いや、これ、可哀想な女性の映画かと思ったら、超一級の謀略映画(エスピオナージュ)じゃん! 設定の緩さとか、突っ込み所だと舐めて観てたのが、ラストのどんでん返しで全部高度な伏線に化けるという、プロットの凄まじさ。本年最初の参りました賞だよ!
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:毒ガスを使った地下鉄テロ事件から2年後のインド東部の古都コルカタ。そこへロンドンから身重の妊婦が、行方不明の夫を探しに訪れる。彼女は、所轄の新米警官の協力を得て、夫の行方を探すが、存在の痕跡自体が残されていない。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:唯一、夫の前の職場の上司が、よく似た顔の別の人物を知っていると証言する。だが、その直後に上司は何者かによって暗殺。一方、それを契機に、インド情報部の担当官が動き出し、ヒロインの夫探しに介入してくる。果たして、彼女は夫の元へとたどり着けるのか?
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:ここから先はネタバレせずにプロットの話は一言もできねぇ(爆 最後まで観終えると、超絶技巧のプロットだったとだけ言っておきます。後で振り返ると、有り得ない落ちじゃなかったのに、まったく予想できなかった。それだけ、その場その場の描写が説得力あったと言うことかと。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:後はもう、圧倒的にヒロインのヴィディヤー・バーランの存在感で、大きなお腹を抱えて歩きながら、凄まじい執念と観察力で、祭りで浮かれるコルカタの街の背後に広がる、対テロ戦の闇に踏み込んでゆく。美しい容貌にその覚悟と気迫が宿り、行動力に説得力をもたらすのね。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:この映画では、コルカタの有名なお祭りに向けてお話が進むのだけど、そのお祭りで祀られる女神様の性格を理解していれば、この映画の「本当の構造」がすぐに理解できたはずなんですよね。だから地元の観客は、もっと早く落ちが読めてたのかもしれないけど。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:もう一点、指摘すると、この映画は超一級の謀略映画(エスピオナージュ)であると同時に、やはり間違いなく女性映画でもあって、裏切りと内通者が錯綜し、「正義」を見失って迷走する男たちによる対テロ戦へのカウンターとなる視点として、ヒロインが存在するという構造が見事。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:あえて欠点を上げておくと、わざとなのか、手が廻らなかったのか、テロリスト側の行動原理(正義)にまったく言及されていないので、テロリストが記号で終わってしまってる。この辺は、国内に民族紛争を抱え込んで、現実にテロと対峙しているお国柄故かもしれないけど。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:あ、後、小ネタとして、森永卓郎そっくりの中年小太りの殺し屋が出てきますw 表の顔は、上司にいつも怒鳴られてる営業マンで、いつもニコニコした表情のまま、至近距離からサイレンサー付の拳銃で殺しをこなす。んで、運動不足なので、走るとすぐに息が上がるという(爆
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:そんなわけで、細かいネタの仕込みから、驚きのどんでん返しまで、実に見事な本格謀略映画(エスピオナージュ)でした。上映館数少な目だけど、本日から公開開始なので、機会のある方は是非。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
『女神は二度微笑む』:ちなみにこの映画の監督のスジョイ・ゴーシュさん、次回作は東野圭吾原作の『容疑者Xの献身』だそうです。インド映画で東野圭吾! どうなっちゃうのか、観たい過ぎる……(*^_^*)
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月21日
観てて、「出来過ぎだなぁ」とか「緩い設定だなぁ」と思ってツッコミ入れながら見てたところが、ラストで全部伏線だったと明かされてひっくり返った(=゚ω゚)ノ 一級品のミステリーでしたね。 / “”彼女は二度泣く”『女神は二度微笑む』 …” http://t.co/khsYKTcxwl
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年5月28日