『悦楽』@神保町シアター(16/3/21(mon)鑑賞)

誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション 角川文庫
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: Kindle版
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本日の映画『悦楽』@神保町シアターに劇場入りしました。1965年公開。山田風太郎原作、大島渚監督作品だそうです。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』観終わりました。「箱」の中は、最初から空っぽでした、というお話。中村嘉葎雄主演。山田風太郎の『棺の中の悦楽』が原作。失恋で生じた心の空洞を、たまたま手にした大金を使って口説き落とした女たちで埋めようとするも、ことごとく難有り物件でした、という、な(爆 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』:家庭教師先の天使のような少女・匠子(加賀まりこ)のために犯した殺人を、汚職官僚によって目撃された主人公。黙っている代わりに、3,000万円の詰まったトランクを5年間預かれ、と脅される。いずれ投獄されるのは間違いなく、刑期を終えるまで預かれと言うのだ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』:トランクの金に手をつければ、主人公の殺人を通報する、と。そうなれば、殺人の動機も警察やマスコミに暴き出され、匠子が傷つくことになる。やむなく男の申し出を受け入れるが、それから4年後、匠子はあっさりと別の男と結婚してしまった。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』:失恋で生じた心の空洞を埋めるために、主人公はトランクの金に手をつける。その金によって、次々に女たちをモノしてゆくのだが、それぞれに問題を抱える女たちとの生活は、長く続かない…というお話。失恋で自棄になるとこまでは同情できるが、そこから先はなぁ(-。-;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』:女性不審の映画とも言えるし、自身の幼いエゴでそこに陥ってゆく若い男の身勝手さを冷たく観察してるとも言えるし。こっちがどんなに勝手な理想を抱いていたにせよ、違う時間、違う価値観を積み重ねてきた他者が、こっちの都合良く動いてくれるはずもないのに。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
『悦楽』:なので、ラストで示される匠子のモンスター性は、彼女の本質というより、そうとしか捉えきれない主人公の幼さの問題にしか見えないのは、観てるこっちが同性なので評価が辛くなりがちだからか。まぁ、しかし山田風太郎原作なので、ジェンダーより人生の皮肉の寓意なのかもね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月21日
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