『疾風スプリンター』@新宿武蔵野館(17/1/7(sat)鑑賞)
香港発のプロ・ロードレース映画『疾風スプリンター』日本版予告編
破風 (2015) (Blu-ray + DVD) (香港版)
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: -
- 発売日: 2015/10/12
- メディア: Blu-ray
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本日の映画2本目『疾風スプリンター』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。香港のダンテ・ラム監督作品。『弱虫ペダル』の影響か……と思いきや、監督自身が趣味で自転車乗ってたそうで。世界を股にかけた国際自転車レースの世界のお話だそうですが、さて。#fr17_n pic.twitter.com/hpThESCjRX
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月7日
『疾風スプリンター』観終わりました。出口調査で何点かと訊かれたので、「100点!」と答えてやったぜ!<何故か、どや顔(^^) 若きレーサー達が国際レースの頂点に挑み、挫折して、どん底から再び再起するまでの物語。このスパンだからこそ描ける、人生と情熱のお話ですね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月7日
『疾風スプリンター』:エース・レーサーのジウォン率いる台湾の自転車ロードレースのプロチーム「ラディアント」に参加することになった若きレーサー、ミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)。ミンはやんちゃな野生児タイプ、ティエンは穏やかな優等生タイプの青年だ。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:ふたりは互いに衝突し、切磋琢磨しながら成長してゆく。そしてふたりに想いを寄せられるアマチュア女性レーサーのシーヤオ(ワン・ルオダン)。負傷から立ち上がり、必死で復帰を目指す彼女の姿に、ふたりは勇気付けられてともに高みを目指してゆく。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:だが資金難によりチームは解散。それぞれに著名チームに引き取られることとなるが、シーヤオがミンを選んだことから、ミンとティエンは別々のチームへと別れる。そして国際レースの舞台で先に頭角をあらわしたのはミンの方。やがてエースの座を掴み取る。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:だがエースの重圧にさらされたミンの言動は荒れ、暴力事件を起こして出場停止処分。さらに酔って犯した一夜の過ちをシーヤオに知られ、彼女にも去られてしまう。どん底に叩き落とされたミンは、一時レースの世界から身を引くことに。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:一方、傷心のシーヤオに寄り添い、支えるティエンもまた、試練の時を迎えていた。肉体的限界に直面した彼は、薬物使用の誘惑に負けてしまう。薬物によって連戦連勝でエースの座を掴んだものの、副作用によりレース中に倒れ、薬物使用が発覚。資格停止処分となる。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:そしてシーヤオもまた、レース中の事故により左脚のアキレス腱が断絶。復帰はおろか、日常歩行も困難となった彼女に、ミンは匿名で自分の脚の腱を移植提供する。無論、自身の選手生命も危険に追いやることも承知で。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:過酷なリハビリを乗り越えて、ミンがレーサーとして復帰するのを待って、ジウォンがかつての「ラディアント」の仲間たちを再結集。新たなチームを立ち上げる。行方不明だったティエンも戻り、彼らは再び再起をかけた挑戦を始める……というお話。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:前作『激戦 ハート・オブ・ファイト』でもそうだったけど、相変わらずどん底描写が上手いダンテ・ラム。今回も全部「身から出たサビ」で言い訳が効かないものばかりで、きついきついorz だからこそ尊厳を取り戻すために、自分自身が立ち上がらねばならない。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:その辺の「魂がへし折れた状態」から、人がどう膝をつき、立ち上がって、顔を上げて前を向くのかの描写が執拗なほど丁寧で、上手い。そう、そこから始めないといけないんだ、という所から始めてくれるんで、観ているこっちの魂も再起動するかのよう。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:さて、長距離自転車ロードレースがテーマの本作。先行する『弱虫ペダル』と比べると、大人のプロの世界で、特定のレースを描くのではなく、年間を通じて転戦するレーサーたちの姿が描かれる。各地を転戦するのは、F1ものの『ラッシュ プライドと友情』みたい。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:映像的には空撮が多用され、個々の車輌描写だけでなく、群体として選手たちを描くシーンは圧巻。カメラも空撮や伴走カメラだけでなく、車載カメラなどの映像をテンポよく切り替えてくるので、そのグルーヴ感だけでも楽しい。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:これは現代スポーツならではなんだろうけど、心拍数や回転数(ケイデンス)、風の向きや強さなどのデジタル計測機器の数値などのカットが的確に挿入されるので、客観状況がわかりやすい。レース実況も流れるし、おっそろしく濃密な情報量を的確に捌いてる。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:もうちょっとカメラを引くと、この映画では、ロードレースだけでなく、東アジアでのプロやアマチュアのさまざまな自転車レースが描かれます。落ちぶれたティエンが流れ着くのが、韓国の競輪だったりねw #fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:トップアスリートの世界に、国境の概念が薄くなってる様子が良くわかる。最終的に東アジアで実績を上げた主人公は、欧州のトップチームにスカウトされるし。その重圧の厳しさを描く話でもあるけど、諦めない選手には、どこかに必ず居場所があるという話でもある。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:登場するコースも多様で、東アジア各地の都市、山間部、ビーチや灼熱の砂漠まで。ダイナミックな空撮で描かれるそれらの風景も素晴らしい。それらをうっとりと眺めているだけでも楽しいですよ。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日
『疾風スプリンター』:勿論、綺麗事ではない、大人のスポーツ・ビジネスの汚い側面も描いています。スケールの大きな自転車ロードレースの、強く、美しく、怪しく、エキサイティングな世界と、そこで成長し、挫折し、再起する若者たちの物語。真冬なのに熱い!情熱の映画でした。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年1月8日