『ガス人間第１号』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/3/17(thu)鑑賞)

ガス人間第一号　予告編　東宝　HD版

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ガス人間第１号 [東宝DVD名作セレクション]

ガス人間第１号

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SF映画の世界 PART 2

本日の映画『ガス人間１号』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1960年公開。満都を恐怖のどん底に叩き込んだ姿なき人影 ガスマン！ ガスマン！……だそうです(公式公開時のプレスコピー(^^))。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：連続して発生した銀行強盗事件。いずれも犯人はいつの間にか潜入し、被害者を窒息死させて、脱出不能の状況から逃走していた。それでも、岡本警部補(三橋達也)は車で逃走する犯人を多摩の奥地に追い詰めるも、犯人の車は事故で横転。しかし運転席に犯人の姿はない。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：周囲を捜索する内に、日本舞踊の家元・藤千代(八千草薫)の屋敷に出喰わす。かつては日舞の名家でありながら、落魄して発表会も開けなかったこの藤千代が、このところ急に金廻りが良くなったと知った岡本は、家宅捜査によって強奪された現金を見つける。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：藤千代を犯人の関係者と見て、尋問を行う岡本。だがそこに、「自分が犯人だ」と名乗る青年・水野が警察に出頭する。彼は人体実験によって、気体と個体を自在に行き来するガス人間となったと告げ、この能力を使って犯行を重ねていたのだと告白する。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：しかし出頭したのは、藤千代を警察から解放させるためでしかなく、警察に捕まる気はさらさらない。ガス化することによって、銃弾も効かず、何者にも捕らえられない水野は、愛する藤千代の発表会を成功させるためだけに、マスコミを巻き込んで暴走する……というお話。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：原作は米国人作家の作品だそうで、日舞関連の美術も美しく映えるカラー作品。魔人に見初められる悲運の美女を演ずる八千草薫も可憐で美しく、海外でも評価されたとか。まぁ、ストーカー魔人に付きまとわれて受け入れてしまうというのも、今時珍しい(今時ではない)。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：つか、この頃の東宝のヒロイン像は、同時代の日活や東映と比べてもちょっと古いんじゃないかと思うのだけど……。まぁ、サンプル数がまだまだ足りない気もするので、その辺は今後も掘ってくとして。終盤はそっちの恋愛話が主軸になります。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：魔人ガス人間は自分から正体明かすわ、昼日中に堂々とマスコミの取材を受けるわ、どうもホラー的なオドロオドロしさが希薄で(^^;; 現代の目線で観ると、ホラーなのかSFスリラーなのか、どっちつかずのようにも観える。だけど、これが「怪奇映画」なんだよね。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：逆に言うと、こうした「怪奇映画」のフォーマットに沿った作品を、内外問わずあまり観なくなってしまっていることに、観ててはたと気づかされる。勿論、ニッチなマニア向けやアマチュア映画ではそうした作品もあるのだろうけど。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：そんな今はなき「怪奇映画」のフォーマットに則りつつ、『美女と野獣』であり、歌舞伎や浄瑠璃の古典に根差した心中ものであり…。プロットに乱暴なところもあるし、バランスもおかしいのだけど、素朴な物語類型を多重に重ねることで、魅力的な力強さを生んでいる。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

『ガス人間１号』：さて、言い忘れてましたが、本作の特技監督は円谷英二。『ゴジラ』のコンビですね。CG全盛の今観るとアレですけども、これはこれで味わい深い。プリントが新しいのか、発色も美しかった。若き八千草薫の美人っぷりを観るためだけでも、機会がありましたら、是非。#fr16_n

— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月17日

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