『カイト KITE』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/4/14(tue)鑑賞)
A KITE?INTERNATIONALバージョン? ディレクターズカット完全版 [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2000/07/22
- メディア: DVD
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本日の映画『KITE』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。先日、池袋で観た『A KITE』の実写版。実写化での表現の変化も楽しみだけど、45分の原作をどう膨らませてきてるのかも楽しみ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』観終わりました。原作では勢いでぶっちぎって説明なしに開き直ってた部分を、ちゃんと筋が通るように丁寧に解き明かしてくれるんで親切なんだけど、それが映画としていいことなんだかどうなんだか、という映画(^^;; 色づかいとか、アートスタイルは結構、好きですけどね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:金融危機によって社会が荒廃した近未来、警官のアカイの指示で、両親の仇である人身売買組織関係者を暗殺して廻る少女サワ。アカイから与えられた武器と精神制御ドラッグを使うサワだったが、ドラッグの副作用で記憶障害の症状に襲われる。焦るサワはアカイの制止を無視し、復讐を急ぐ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:そんなサワの前に現れた少年オブリは、危地に陥ったサワを救い「両親の死の真相を知っている」と告げる。警察上層部もアカイの関与を疑い始め、捜査の手が伸びる中、遂にサワは人身売買組織に潜入し、ボスを暗殺せんとするのだが……というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:まず原作、というか梅津泰臣のオリジナル作品全般に言えることなんだけど、設定を盛り気味で、かつあまり整合性とかない(爆 で、TVシリーズだと尺がなまじあるもんだから、それを説明しようとするんだけど、元々整合性がないので、余計に話がとっちらかるという、そういう傾向がw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ただそれが、45分とか1時間くらいの尺だと、その辺の説明やってる時間もないので、ガンガン先へ進むわけです。そうすると一見矛盾する設定や描写は放置されるんだけど、その辺は観客が勝手に考察して脳内補完するので、思いの外、奥深い世界観に見えてしまう、とw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:で、本作は原作のそういった矛盾点や疑問点のいくつか「サワの両親が殺された理由」や「悪徳警官のアカイが、サワにやらせていた暗殺の対象が、汚職検事や麻薬業者などの悪党だった理由」「サワとオブリの関係」などについて、すっきりとした説明がなされています。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ストーリーも途中からオブリ視点に移行する原作に対して、サワ視点の復讐行として統一されているので、そこもシンプルになってます。……つか、改めて振り返ると、原作は結構行き当たりばったりな構成(に見える)だな(^^;; この辺は、時間をかけて稿を重ねた結果かしら。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ただ、まぁ、その分、原作の荒々しさ、というか、矛盾だらけだからこその先の読めなさが喪われて、ちょっとそこは残念かな。善と悪の狭間でつかみ所なく揺れるアカイの描写とか、ゴスロリっぽいメイクのサワとか、実写版の方が好きなところも多いけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:原作で語りきれなかったテーマを、きちんと拾って深掘りしてたり、原作に対する深いリスペクトに満ちた映画であることは、間違いないです。でも、もうちょっと、ぞんざいに扱った方が、もっと原作が活きたような気もするなぁ。原作を大切に扱うって、難しいね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:個人的には、これを嚆矢として、ハリウッドに美少女アクションがジャンルとして確立してくれないかな、とか妄想してますけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日