『いつでも夢を(1963年)』@MXTV2(17/9/3(sun)鑑賞)
昨日放映の『いつでも夢を』@MXTV2を観まして。1963年公開。吉永小百合、橋幸夫、浜田光夫主演。野村考監督で日活お得意のヒット歌謡ネタの青春映画。義父の診療所を看護婦として手伝いながら夜間高校に通う吉永小百合と、クラスメイトの浜田光夫にトラック運ちゃんの橋幸夫。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) September 4, 2017
『いつでも夢を』:低賃金の工員からデスクワークに転職したいと就職活動してた浜田光夫が、「夜間高校卒はちょっと」と断られ、長く家を空けて疎遠にしてた父親が交通事故で片脚不具になって失業して戻ってくるという地獄のような状況だけど、吉永小百合は天使だから良しという(爆 #fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) September 4, 2017
『いつでも夢を』:いやあ、何の解決にもなってないっつーか、物語スタート時より明らかに状況悪化してるのだが、吉永小百合が「大丈夫よ! 頑張りましょう」と励ますだけで、何となくハッピーエンドな気にさせられるのだから、そら同世代のサユリストの忠誠心はむべなるかな。#fr17_n
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『いつでも夢を』:この辺の時代の邦画としては、吉永小百合の笑顔で何となく救われた気にさせてくれるだけマシな方で、何の救済もカタルシスもなく突き放すように無惨に終わる映画が多いんですよね。戦争映画で全滅エンドが多い、ってのは敗戦国なので何となく判る気もするんですが。#fr17_n
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『いつでも夢を』:無惨な話を無惨なまま語って、それで終わるというのは暗黒映画(ノワール)のスタイルです。それを戦争映画から時代劇から、刑事ドラマやら青春ものに至るまで、片っ端から当て嵌めてどうするつもりだったのか。というか、それがこの時代の要請だったのか。#fr17_n
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『いつでも夢を』:でもその無惨さを「語る」というそれだけで、似たような苦しい境遇の観客には「救い」になる。「あなたの苦しみを知っている人がいる」それだけで充分な「救い」であり、逆にそれ以上の温もりも救済も必要としない、あるいは受け付けない瞬間が、人の一生にはある。#fr17_n
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『いつでも夢を』:そういう心の温度感の人が多かった、あるいは傷ついて疲れた人が多かった時代の映画ってことなのかなぁと。そこに吉永小百合の天使の笑顔が炸裂し、現実生活の苦痛を麻痺……癒されて、日常に回帰する。いやまぁ、吉永小百合、尊すぎる、という結論でもいいですがw #fr17_n
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