『アフターマス』@シネマート新宿(17/09/18(mon)鑑賞)
本日の映画1本目『アフターマス』@シネマート新宿に劇場入りしました。アーノルド・シュワルツェネッガー主演。妻子を死なせた航空機事故の真相を追う男の航空ミステリー。アクションものではないようなんですが、さて。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日
『アフターマス』観終わりました。怨讐の辿り着く涯(はて)。管制ミスによる飛行機事故で妻子を喪った老いた父親と、事故をきっかけに職場も妻子との関係も壊してしまった若い父親。ふたりの父親の人生が、やがて交差するが……と言うお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日
『アフターマス』:事故原因については、早々にネタが割れ、別にそれがひっくり返るような展開にもならないので、ミステリーではなくヒューマンドラマ。復帰後のここ何作かのシュワちゃんは、守るべき者を喪失して、意味や意義を失った父権の漂泊を描いてるけど、その系譜の作品ですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日
『アフターマス』:これらの作品の特徴は、そうした「行き場を失った父権」が特に乗り越えたり、再生したりするわけではなく、行き着くところまで辿り着いた挙句、その荒涼とした風景を前に呆然と佇む話ばかりなのは、シュワちゃんの心象風景でもあるのかしら。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日
『アフターマス』:もうひとつ、これらの作品でのシュワちゃんは、若作りとかせず、老いを否定していないんだよね。いや、老人故の頑迷さや執着を必ずしも肯定的に演じているわけではないのだけど、その負の側面も含めて受け入れて寄り添おうとしていると言うか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日
『アフターマス』:このお話も無惨と言えば無惨、救いがないと言えば救いのない話を、きっちり辿り着く涯(はて)まで描き切って突き放す。昭和の邦画、それも白黒時代のそれに似た匂いを感じなくもない。僕らの世代のヒーローの、老いというか人生の畳み方を見届けている感じかしら。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月18日