『野獣の復活』@神保町シアター(15/11/12(thu)鑑賞)
本日の映画『野獣の復活』@神保町シアターに劇場入りしました。1969年公開。三橋達也主演。一応、任侠アクション、てことになるのかな。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』観終わりました。堅気になった兄貴の下へ、クズな弟が転がり込んで……と言うと昨日の映画と似たような感じだけど(^^;;、こちらはハードボイルド・タッチ。しかし、引退した殺し屋の手掛ける稼業として、地方都市の開発業者(ディベロッパー)選ぶ奴なんて初めて見た(爆
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:かつては凄腕の殺し屋であり今は地方都市の開発を手掛ける伊吹(三橋達也)の下に、東京の大組織・塚本組に追われて弟・次郎(黒沢年雄)が身重の情婦を連れて転がり込む。鉄砲玉を命じられた次郎は、土壇場でビビって逃げ出したのだ。伊吹はやむなく塚本組組長と話を付ける。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:組長が次郎を許す条件は、次郎の代わりに大阪の組関係者を暗殺すること。見事にそれをやりおおせた伊吹だったが、その暗殺仕事をダシに、再び現役に復帰するよう脅す。それを拒絶して地元に戻る伊吹だったが、組長は先手を打って配下の殺し屋たちに次郎たちの抹殺を命じる。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:伊吹が駆けつけた時には既に遅く、弟と情婦、側近の曽根は無残に殺された後だった。彼らの遺体を前に、伊吹は冷酷非情な殺し屋としての本能を復活させる……というお話。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:お話の基本構造は昨日の『クライム・スピード』同様、人情時代劇なんですが、調理の仕方は、徹頭徹尾、理詰めのハードボイルド。後半、主人公は復讐のヤクザ・デストローイの人となるのだけどw、きっちり現地調査と装備調達から始めるという。冷静すぎて、怖いわ。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:ぎりぎり60年代作品だし、東宝作品なんで、主人公もヤクザ屋さん達もスーツ姿。なので、カテゴリーはヤクザ映画というより、ギャング映画かな。主人公の無骨な側近で、弟たちを守って命を落とす曽根とか、ちょいちょい脇のキャラ立てが濃かったり、その辺は70年代に繋がるのか。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:それとラスボス塚本組組長(大滝秀治!)が憎々しい策略家で、主人公と付き合いが長いので、先手先手を取って主人公を追い詰める。難航不落の組事務所ビルに籠るこの組長を、どう攻略するかがクライマックス。ソードオフしたショットガンを手にビル内を駆けるシーンは燃えるぞ!
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日
『野獣の復活』:根底には人情時代劇を敷きながら、きっちりハードボイルドってのはまったくもって大好物なので、すっかり楽しみました。情念とプロットの理詰めさも、このくらいのバランスが理想なんですよね。映画を観る客層が変わってしまった現代では難しいのも判るんですが。
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2015年11月12日