『ジャズ娘誕生』@国立映画アーカイブ(18/04/14(sat)鑑賞)
本日の映画『ジャズ娘誕生』他@国立映画アーカイブに劇場入りしました。表題は1957年公開の日活の初期カラー作品のミュージカル映画。で「他」は何かと言うと、旧フィルムセンターから改組新生した記念企画として、今回は戦後復興期の日活の再生を記録したフィルムも上映されるからだそうで。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) April 14, 2018
『ジャズ娘誕生』観終わりました。伊豆で瓶詰め油売りをしていたヒロイン(江利チエミ)が、どさ回りの歌謡劇団に拾われ、やがて東京の大舞台でデビューするまでのお話。歌あり踊りありの華やかなショービズもの。ヒロインが憧れるツンなイケメン劇団員に石原裕次郎。でもセンターは譲らないw #fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:ちょっとこの世界観がどこまでリアルな50年代日本社会だったのかよく判らないのだけど、どさ回りの劇団が地方巡業をしてるのは60年代前半くらいまでの邦画には、ちょいちょい出てくるので、地方の興行風景としてそう間違ってもいないみたい。#fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:でも、浪花節やらないと暴動起こしかねない客層って、やだなぁ(-o-;; そこへ飛び込んで一発浪曲をかまして客を黙らせたことで、劇団にスカウトされるヒロイン。こうして、恋あり歌あり、生き別れのお父さんとの再会ありのサクセス・ストーリーが繰り広げるられるわけです。#fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:ただイケメンの石原裕次郎以下、微妙に利己主義の強いクズっぽい人間しか出てこないのは、ギャグでやってるのか、リアルで50年代日本人はそんな感じだったのか、何とも言いがたい(^^;; このお話は、ヒロインが歌うと周囲の人々に幸せが舞い込むのだけど、本人に自覚はなく。#fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:で、このヒロインが居心地悪くなると(幼い弟妹連れて)ぷいっと出てくので、周囲が慌てるという(主に利害関係的都合で)。……いい話風にまとめてはいるが、結構、ヒドイ話では?(^^;; まぁ、でも、50年代くらいまで遡ると、倫理観のズレも目立ってくるよね。#fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:現実レイヤーの芝居からシームレスに幻想的なミュージカル場面に切り替わったり、インド映画的。というか、ハリウッドの影響で、50年代くらいまではミュージカル映画は日本でも多かったんですよね。インド映画はそこからそのまま進化して、邦画では限定的な利用に留まった。#fr18_n
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『ジャズ娘誕生』:まぁ、ヒロインは思い切りいい元気娘だし、作中で演奏される楽曲数も多いし、衣装も華やかなので、単純に観てて楽しい映画です。でも、こうして邦画にもインド映画的なミュージカル映画の系譜がちゃんとあったことを振り返ると、ちょっと残念ではありますね。#fr18_n
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