『吶喊』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/05/27(sun)鑑賞)
ATG 吶喊 アートシアター映画パンフレット 岡本喜八・監督 高橋悦史 仲代達矢 伊佐山ひろ子 坂本九 岸田森 田中邦衛
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本日の映画2本目『吶喊』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1975年公開。岡本喜八監督。幕末維新時代、戊辰戦争に駆り出された若者たちをコメディタッチで描く青春映画だそうで。キャストや制作時期的にもこの前観た『青葉繁れる』と気分的に繋がってる映画として観るべきなのかな。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 27, 2018
『吶喊』:戊辰戦争の東北戦線を舞台に、百姓出身のボンクラな若者たちが右往左往する話。なのだけど、戦場描写は『激動の昭和史 沖縄決戦』準拠の呵責なき屍山血河という……(-o-;; 頭はボンクラのままなのに、だんだん殺しに慣れてくとこがしれっとエグくて、また。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 29, 2018
『吶喊』:戊辰戦争のターニングポイントとなった事件や戦場に居合わせながら、とはいえ、それを見て若者たちが何か成長するわけでもなく、ボンクラを貫き通して、維新を駆け抜けてゆく。歴史の転換点より、性欲が大事。いやー、そりゃあ大事だけどさー(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 29, 2018
『吶喊』:この辺、キャストが被ってることもあり、前年公開のボンクラ青春映画『青葉繁れる』と表裏一体のものなんでしょう。現代のボンクラ青年たちと同じように、戊辰戦争の昔にだってボンクラでおっちょこちょいな若者もいただろう。これはそんなお話。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 29, 2018
『吶喊』:結局のところ、「ボンクラは身を助く」というか、大人や偉い人の口にすると政治や歴史の「大きな物語」に流されず、ボンクラを究めて目の前の女の尻を追いかけてる奴の方が、最後は強いんじゃないか。その意味で、岡本喜八の戦争映画の最終結論とも言うべき作品なのかも知れない。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 29, 2018
『吶喊』:官軍の現地での残虐行為として、最近になって否定されてるネタも出てきてて、長州出身者としてはちと微妙ではあるけど、対局(マクロ)に個人(ミクロ)が負けずに拮抗する戦争青春映画として良くできているので、機会がありましたら、是非。いや、かなり下品なとこもあるけどね(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) May 29, 2018