『ラジオ・コバニ』@渋谷アップリンク(18/05/30(wed)鑑賞)
廃墟と化したシリアの街でラジオ局を立ち上げたクルド人女子大生を追ったドキュメンタリー映画『ラジオ・コバニ』予告編
本日の映画『ラジオ・コバニ』@渋谷アップリンクに劇場入りしました。戦火で瓦礫と化したシリア北部の街コバニで、クルド系大学生たちが開設したラジオ局のドキュメンタリーだそうですが、さて。#fr18_n pic.twitter.com/MpBEZLs6ZD
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月30日
『ラジオ・コバニ』観終わりました。ISに占拠されたトルコ国境沿いの都市コバニ。それが米軍に支援されたクルド人部隊に一部奪還された時点から現地入りし、ラジオ局を開設した女子大生2人。徐々に傷を癒してゆく街と人とラジオのお話ですね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月30日
『ラジオ・コバニ』:瓦礫の中から、ISだか、拉致られた一般女性だか分からない、痛んだ遺体の一部を掘り出すところから始まって、ボロボロの街を片付けて、日常を少しづつ再建する。そんな街のそこここで取材した市民の声のインタビューを流したり、戦場帰りの楽士のスタジオ演奏を流したり。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月30日
『ラジオ・コバニ』:戦火はまだ収まっていないので、クルド系女性部隊の司令官を招いて情勢を聞いたり、戦況ニュースを読み上げたり。同時に戦争で命を落とした身近な人々のことを思い出す。その一方で、今時の若い女の子なので、自撮り写真を友達と見せ合ったり、恋話で盛り上がったり。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月30日
『ラジオ・コバニ』:そうやって見ていると、戦争にせよ災害にせよ、コミュニティが壊滅的な打撃を受けた時、最初に立ち上がって、ボロボロの社会に血肉を通わせてゆく機能を担うメディアは、ラジオなのかもなあ、という感慨を抱く。東日本大震災の時の地元ラジオの役割とかの話も聞くしね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月30日
『ラジオ・コバニ』:皮膚を削ぎ合い、肉を裂き合い、骨を断ち合う、報道という名の最先端の戦争のお話だった『ラッカは静かに虐殺されている』に対して、暗闇から抜けて戦後という薄暮の中で、ゆっくりと立て直されてゆく日常と向き合う映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年6月2日
『ラジオ・コバニ』:でも終戦直後の日本のラジオとか、どうしてたんでしょうね。いや、戦時中のニュース放送とか終戦の詔勅の放送とかはよく耳にするけど、普段のお便り投稿番組とか、ましてや戦後の生活番組なんて、録音も残ってなければ、ほとんど誰も証言残してないわけじゃないですか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年6月2日
『ラジオ・コバニ』:組織が柔らかくて化石として残らなかった生物の部位のように、今は歴史の中に溶けて消えてしまった私たちの父祖が「日常」を取り戻していった日々にも思いを至らせる映画でもありましたね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年6月2日