『助太刀屋助六』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/06/30(sat)鑑賞)
真田広之 Hiroyuki Sanada 映画「助太刀屋助六」予告
本日の映画2本目『助太刀屋助六』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。2002年公開。真田広之主演、岡本喜八監督。仇討ちの助太刀を稼業とする助六だが、ひょんなことから仇討ちされる方の武士の助太刀をすることに。しかもそれは、幼い頃に生き別れた父親であるようで…というお話とか。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) June 30, 2018
『助太刀屋助六』観終わりました。宿場町の仇討ちの一日、朝から日没までのお話。助太刀を稼業とする助六が、双方から助太刀を断られまくった挙句、討たれて死んだ武士が自分の父親と知り…というお話。落語みたいな飄々とした語り口のまま、途中からマンハントものになり、さっぱりと終わるw #fr18_n
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『助太刀屋助六』:助六の父親が討たれた仇討ちには、関八州見廻りの汚職にまつわる謀略が背後にある……っぽいのだが、別にそこを深掘りするわけでもなく(^^;;、父親と死んだ母親の馴れ初め話とかもなく、「まぁ、なんかあったんだろ」くらいのネタ振りでさっぱりと進んでゆくのねw #fr18_n
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『助太刀屋助六』:この映画、岡本喜八自身が別ペンネームで書いた小説が原作なのだけど、世界観とか設定を作り込むタイプの作家だと、どうしてもそれを語りたい欲求ってあるわけですよ。でもそれをやっちゃうとテンポとか軽みが失われたることもあり、そこを抑制するのが大人の演出。#fr18_n
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『助太刀屋助六』:この映画の場合、岡本喜八自身が撮り続けてきた西部劇と時代劇、加えて落語の軽妙洒脱なテンポの融合を、そう肩肘張らずに仕上げみよう、という名伯楽があえて創ってみせた小品のようで、観終えた後のさっぱりとした口当たりにこそ、唸らされるというか。#fr18_n
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『助太刀屋助六』:それと音楽。時代劇映画を撮り倒してきた岡本喜八だけに、演出に危なげはまったくないのだけど、そこに山下洋輔のモダンな劇盤がつくと、映画のグレードがひとつ引き上げられたような印象がありました。いや、劇盤の効果って凄いね。#fr18_n
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『助太刀屋助六』:その他、面白いと思ったのが、劇中の「非日常の日常化」の部分で、仇討ちという非日常を「仕事」として処理しようとする役人たちの言動とか、仇討ちが終わったらそばの居酒屋で打ち上げとか(草野球の試合後か(^^;;)、こういう非日常のブレイクダウンっていいねw #fr18_n
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『助太刀屋助六』:そんなわけで、大変面白かったんですけど、創り手の語りたい欲望と、物語が成立する必要最小限の在り様とか考えさせられる映画でした。いやあ、自分なんか、まだまだ欲にまみれた話しか書けてませんわ。まぁ、その辺の脂身が無さすぎるのも、それはそれで、て話だけど。#fr18_n
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