積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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2018年:特別編 今年のベスト(?)映画10本(モロモロ部門)

今年……というか、既に去年2018年のベスト(?)映画(モロモロ部門)10本はこちら。

……まあ、(?)がついてしまった事情をそれぞれにお察しいただきつつ。

 ※順番は鑑賞順です。

 


ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント

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  • 『アイアン・スクワッド/甲鉄戦線』(2018年米国/カナダ)


アイアン・スクワッド/甲鉄戦線 PV

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アイアン・スクワッド/甲鉄戦線 [DVD]

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映画『ゴッホ ~最期の手紙~』日本版予告編

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ゴッホ 最期の手紙 [Blu-ray]

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ゴッホ 最期の手紙 (字幕版)

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  • 『ユーロクライム! 70年代イタリア犯罪アクション映画の世界』(2018年米国/イタリア/フランス)


ユーロクライム! 70年代イタリア犯罪アクション映画の世界【予告編】

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  • 『新若大将シリーズ』(『がんばれ!若大将』『激突!若大将』)(1975年&1976年日本)

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がんばれ!若大将 [VHS]

がんばれ!若大将 [VHS]

 
激突!若大将 [VHS]

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『ゼイリブ 製作30周年記念HDリマスター版』予告編

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ゼイリブ 通常版 [Blu-ray]

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ゼイリブ(字幕版)

ゼイリブ(字幕版)

 

 

  • 子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』(1974年日本)


SHOGUN ASSASSIN HD Trailer

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  • 『ダマスカス』(2018年イラン)


ダマスカス

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ダマスカス [DVD]

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  • 『マッドライダー』(1984年イタリア/スペイン)

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マッドライダー HDリマスター [Blu-ray]

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  • 『おヤエさんシリーズ』(『おヤエのママさん女中/おヤエの家つき女中』『おヤエの身替り女中/おヤエのあんま天国』『おヤエの女中と幽霊/おヤエの女中の大将』『おヤエのもぐり医者/おヤエの初恋先生』)(1959年日本)

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おヤエの身替り女中 : 作品情報 - 映画.com

おヤエの身替り女中 : 作品情報 - 映画.com

おヤエのあんま天国 : 作品情報 - 映画.com

おヤエの女中と幽霊 : 作品情報 - 映画.com

おヤエの女中の大将 : 作品情報 - 映画.com

おヤエのもぐり医者 : 作品情報 - 映画.com

おヤエの初恋先生 : 作品情報 - 映画.com


……ええと、まあ2018年に観て、何か色々衝撃を受けた10本(?)。ここでは新作旧作を区別していませんが、後半旧作が多めですね。

ああ、まあ、シリーズ作品がふたつ入ってますが、まとめて一本扱いということで、ひとつ(^^;;

そして具体的にどう衝撃を受けたかは、レビューのある作品はそれを読んでいただくとして、今日はそうでない作品を中心に。

 

まず『ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント』は、SEALs(米海軍特殊部隊)ほとんど関係ないへっぽこ映画で、あまりのへっぽこさが衝撃な映画(^^;;

『アイアン・スクワッド/甲鉄戦線』はダニー・トレホがメキシコ麻薬カルテルのボスとして巨大ロボに乗って暴れる話。これもへっぽこはへっぽこなんだけど、意外と近未来の歩兵の個人装備とか戦術とか(金のかからない範囲で)しっかり描こうとしていた印象。……まあでも、結局、ダニー・トレホが巨大ロボで暴れてわやくちゃになるのだけど(爆

ゼイリブ』について言いたいことは『ムタフカズ』のレビューであらかた言い尽くしてるので、ここでは繰り返しません。

yoshitada.hatenablog.comただこれもへっぽこなB級SFとバカにしてたら、一周廻って21世紀の状況のほぼ正確な予言となっていたというのも、とんでもない話で(^^;;

 

『おヤエさんシリーズ』は喜劇女優の若水ヤエ子主演で1話60分のショート・シリーズとして、日活のメイン作と併映で公開された映画です。東北弁の若水ヤエ子が女中として登場する以外の設定は共有されず、毎回設定もストーリーもリセットされます。つか、ラスト2本は女中設定もなくなってるからね(^^;; 観客も役者自身のキャラ中心で観ているから、馴染みの座組の映画ならシリーズ扱いされちゃうんですね。

基本的には喜劇で、田舎者で人情家のおヤエさんが奉公先でドタバタわちゃわちゃする話です。なんですが、何故かラストでおヤエさんが幸せになった奉公先からひとり寂しげに去って行く落ちが多く、「喜劇」なのに何でこんな落ち……orz

それ以外でも、今観ると結構笑えない深刻なネタがぽいぽいぶっ込まれては、さらっと流されてゆくんですが(爆

観客が主人公のおヤエさんに感情移入する回路として、そうした悲劇や残酷さが必要という当時のバランス感覚に依るものだったのかもしれません。

してみると、現代の映画であっても、そこは時代に寄り添う「変数」であることが見えてきます。

たわいもない喜劇映画ではあるんだけど、こういう作品も観ておくと「映画」の機能とか意味を捉える奥行きが違ってきているんですよね。

そんなこんなで、2018年はまあまずは豊かな映画ライフを過ごさせていただけたと思います。
さあ、2019年はどんな一年になりますでしょうか……。