『べっぴんの町』@国立映画アーカイブ(19/01/13(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『べっぴんの町』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1989年公開。柴田恭平が少年院の教官上がりの探偵役のハードボイルドだそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』観終わりました。震災前の神戸を舞台に、少年院教官出身で少年事案専門の探偵が、失踪した女子高生を追うお話。教本通りな探偵ハードボイルドだけど、主人公が柴田恭平で女にモテて、喧嘩に強くて、台詞がキザという、この瞬間、このキャストでしか成立しない格好良さ(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』:これとほぼ同じ構造のスタンダードな探偵もので2011年の『探偵はBARにいる』と比べると、「カッコいい」だけで「シャツの趣味が変w」くらいしか隙のない本作の主人公は、そりゃあバブル全盛で震災前神戸なんて時空間でしか成立しないよなあ、という(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』:これ、さっき触れた『探偵はBARにいる』では、探偵は三枚目で女好きで貧乏だし、昨年公開の『アウト×アウト』では元ヤクザ幹部。ボンクラとかアウトローの論理で動くとか、もっと主人公の設定に隙を作って「崩して」かないと、普通は観客の共感は難しい。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』:これは別にバブル崩壊後だけじゃなく、70年代、60年代でも同じなんで、バブル期だけがちょっとおかしい。それでも、大阪とか東京でこのカッコ良さは成立したかなぁ。震災前神戸っていうと西村しのぶの『サード・ガール』か……アレと同時代と考えると、納得できなくもない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』:主演の柴田恭平は、『あぶない刑事』のヒットで一番イケイケの時です。主人公の教え子で相棒となるヤクザの若手幹部が本木雅弘。ほんのちょっとキャストやタイミングがズレたら、この映画の空気感は成立しない。そういう「奇跡」を味わう映画でしたね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
『べっぴんの町』:そういやストーリーの話をろくにしなかったけど、「失踪した女子高生探し」と聞いて、即座に「既に殺されてる」「実は探してる女子高生が殺人鬼」「魔術士の魔導実験でゾンビ化されてる」などと覚悟してしまった自分は、ゼロ年代以降のコンテンツに毒され過ぎでした(爆 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月13日
■監督フィルモグラフィ:原隆仁(1951年~)