『七つの会議』@新宿ピカデリー(19/02/03(sun)鑑賞)
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- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2019/09/11
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本日の映画2本目『七つの会議』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。池井戸潤原作のビジネス小説を、TVドラマで池井戸作品のヒットを続ける福澤克雄が監督。ドラマの手法が映画で通用するのかどうかですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』観終わりました。諸々過剰でクドかったりもするのだけど、それでもテンポの良さと映画的ハッタリの効いたレイアウトで正面突破する映画。事件のネタ自体は早めに予想がつくんだけど、会議で上位構造が次々と腐ってることが暴露される展開は、特にスリリングで楽しかったですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:原作は未読で、前にNHKでドラマ化されたのは観てましたが、落ちがどうなったのか憶えてない(^^;; 何だか、画面が暗くて、地味な話だった印象しかなくて、同じ原作作品なのかちょっと自信もないのだけど、こちらはちゃんと娯楽映画(エンタメ)になってます。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:まあ、多分、日本企業のしみったれたしょぼいビジネスを、バカ正直に映画化されても何の面白みもないわけで、それを今回の映画は思いつく限りの手練手管で、ちゃんと面白いエンタメに仕上げてのけた点は、率直に見事だと評価していいと思います。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:観てて結構感心したのが、ドーナツの話とか、有給休暇申請の話とか、同じ小ネタをしつこく繰り返しつつ、それが物語の真相(深層)に迫る重要なカギとなる映画的な手法を丁寧に積み重ねていたり、スクリーンの高精度の画面だからこその引きやアップの緩急のリズム感ですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:TVドラマの制作チームで撮った映画というので、多少警戒はしてましたが、なかなかに「映画」のフォーマットを良く研究している印象。まあねえ、「映画」としては「そこまで丁寧に説明しなくても」と思うところもなくはないけど、インド映画のクドさに比べればねえ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:そうやって楽しんでた一方、引っかかってたのが、話の落とし所をどうするのか、という点。今更ネタバレもないと思うのでいいと思うけど、ドラマ版『半沢直樹』では会社のために社会的事件をもみ消すのを主人公は肯定するんだよね(原作は未読)。それが通じる時代ではもうない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:基本的にこのお話は、繰り返される会議を通じて、職場の些細な違和感に端を発して、会社と社会を揺るがす巨大な事件の構造が暴露されてゆくお話です。逆に言うと、組織の上部構造に報告したら解決してくれるだろうという当然の期待が、次々に裏切られてゆくお話でもある。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:それが露呈する瞬間の、奈落の蓋が次々に開いて転落するフリーフォール感こそ、この映画最大のエンタメとして売りでしょう。ここも腐ってる。そこまで腐ってるのか的な。しかしその意味では、本作最大の「爆弾」は、この映画の「落ち」そのものですよ。#fr19
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:2019年2月のこの国の時間軸に生きる私たちは、この映画で最後の救いとして示される「セイフティネット」が現実には機能しない可能性を思い知らされている。まさにこの映画が告発する「悪」によって。そこに氷点下まで肝を冷やしてください。それがこの映画最大の凄みでしたね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
■監督フィルモグラフィ:福澤克雄(1964年~)