『翔んで埼玉』@地元のシネコン(19/03/01(fri)鑑賞)
『テルマエ・ロマエ』の監督が贈るディスり合戦開幕! 映画『翔んで埼玉』予告編 /2月22日(金)公開
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本日の映画『翔んで埼玉』@地元のシネコンに劇場入りしました。魔夜峰央原作コミックスのまさかの実写化作品。…諸事情あって観る映画の本数絞り込んでる中に、コレを入れるか、とのご指摘は重々承知の上で、しかしまあ、東映伝統のバカ映画を平成の最後にぶちかまされては、観ないわけにはw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月1日
『翔んで埼玉』観終わりました。全カット隙間なく「バカ」を詰め込んだ、キング・オブ・ザ・バカ映画。一切、照れとか躊躇いを見せない、フルスロットル感が素晴らしい。特に革命劇のフレームを、バカにせず熱量を込めてやり切ってるのがいいんだよね。そりゃあ、興収1位獲りますわ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月1日
『翔んで埼玉』:「埼玉県disギャグが凄い!」とかどうとかの話は他所でもやってるので、別な視点で評価すると、パロディとしてカリカチュアライズされているとはいえ(ある意味「だからこそ」?)差別への抵抗と革命の物語をちゃんとやってるんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:ぱっと見判りやすい表現例としては、「踏み草加せんべい(埼玉県民は宗教的理由(?)により草加せんべいを踏めない)」と言うのがあってw、まあ笑いどころなのだけど、同時に現実の日本史上のキリシタン弾圧の故事に拠ってるわけです。アレで大勢の人が内心の信仰を暴かれている。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:それで大勢の人々が凄惨な拷問を受け、無惨に殺された現実がある。いや、「だからしんみりしろ」と言いたいのではないのです。むしろ、ここは大いに笑って欲しい。笑いながら「人間はそういうことをやる生き物なのだ」ということを、心に留めてもらえればいい。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:そしてここで暴かれて弾圧されている「埼玉県民の郷土愛」が、何にでも代入可能なことに気づけば、いずれこの映画を観た人たちの前で、どこかの誰かが似たようなことをしているのを観たら、「なんとくだらないことをしているのか」と腹を抱えて笑うことが出来るでしょ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:この映画は、抱腹絶倒のギャグであると同時に、非常に啓蒙性の強いメッセージが随所に埋め込まれています。被支配者側が巧妙に分断されている有様とか、せっかく決起に集まったのにくだらない地域党派性で揉めるとか……。ああ、革命動員あるあるネタだ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:こういうネタがしれっと出てくるあたり、魔夜峰央の作家としての教養の深さに唸らされます。まあ原作は短編なので、どこまで原作準拠なのか、というのはありますが(^^;; でも革命軍のその後とか、「キレイごと」で済まさない(ギャグにはしてますけどね)んだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:単純に被抑圧側に感情移入るだけじゃなくて、人間という生き物の営みの滑稽さを、突き放して眺めているような眼差しすらある。極端にカリカチュアライズされているとはいえ、そうした革命史劇としての骨格の品の良さが、映画としての全体の面白さを担保してるんじゃないか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
『翔んで埼玉』:勿論、くだらないネタを渾身のスケールで実写化した絵面のバカバカしさに大笑いしてて全然いいのだけど、これだけ破壊的なギャグを詰め込んで、破綻もせずに映画として成立している理由をこうして考えてみると、この映画がヒットしたのも納得の結果なのです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月3日
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