『青年の椅子』@神保町シアター(19/04/20(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『青年の椅子』@神保町シアターに劇場入りしました。1962年公開。石原裕次郎&芦川いづみ主演のサラリーマン・ラブコメ。原作が源氏鶏太で、東野英治郎と宇野重吉が出るとなると、だいたいの筋立てが想像つくわけですが(^^;; #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』観終わりました。電機メーカー営業部社員として九州支店から本社転勤となった主人公(石原裕次郎)。取引先接待旅行で、酒乱の大手取引先社長を投げ飛ばしたのをきっかけに、営業部vs総務部の社内抗争に捲き込まれ……というお話。でも製品や社内業務の話にはならんのよね(^^;; #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:一応、主人公は社内のツンなタイプ嬢(芦川いづみ)と、取引先社長令嬢(水谷八重子)の両方に惚れられてラブコメ展開になりかけるんだけど、中盤から社内(社外も捲き込むけど(^^;;)政治の話が主軸になって、ヒロイン達は後景に引き下がって出てこなくなる。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:逆転の一手として、病床の取引先社長に直訴しよう、という段になって思い出したようにヒロイン達が表舞台に戻ってくる。それまで完全に忘れてたな(^^;; 序盤のわちゃわちゃしたラブコメ展開は楽しかったから、もっと活かしようはあったような気はするけど。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:戦後邦画のビジネスものは、だいたい本作の原作者の源氏鶏太の作品だったりするんで、この人特有の特徴なのか、元々邦画ビジネスものはそういうものだったのか判じづらいのだけど、この時代の「ビジネスもの」って社内政治話が主で、製品や仕事内容にはほとんど言及ないのね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:これが『プロジェクトX』後の21世紀になると、ジャーナリズム的視点で製品情報や開発秘話的な話も物語化されたくるんだけど、この時代は社内描写を見てもメーカーなのか商社なのかもよく判らず、社内(たまに社外を含む)コミュニケーションの話ばかりしてます。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:あー、宣伝部のCM作りの映画とかあったっけ。あれも広義のコミュニケーションだからなあ。後は大映の『黒の〜』シリーズが、どっぷり製品や業務内容の話やってたけど、あれくらいかな。多分、やり過ぎると専門的になり過ぎて、ライトに扱えなくなっちゃうのを嫌ったのか。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
『青年の椅子』:逆に本作(だけじゃなく源氏鶏太原作作品は概ね)時代劇のお家騒動ものの変奏で、最後は社長なり会長なりの長者の権威を引き出して決着をつける。まあその方が座りいいしね。でもそうすると、引き出した上部権威がことごとく腐ってるという『七つの会議』は画期的だったのかw #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月20日
■監督フィルモグラフィ:西河克己(1918年~2010年)
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