『血染の代紋』@国立映画アーカイブ(19/04/28(sun)鑑賞)
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本日の映画1本目『血染の代紋』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1970年公開。深作欣二監督、梅宮辰夫&菅原文太主演。地上げを巡って幼馴染みのふたりのヤクザが対立するお話。60年代のギャング映画と任侠映画の流れがノワールな『仁義なき戦い』に収束してゆく過程の1作ですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』観終わりました。上部組織の指示で、気の進まない故郷のスラム街の地上げをやらされる弱小組織組長が菅原文太、そこに地上げ妨害のために対立組織から送り込まれた流れ者のチンピラが梅宮辰夫。あと鶴田浩二が鶴田浩二らしくらしく出てきて、鶴田浩二らしく死ぬという映画w #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:深作作品としては、「スラム街」「豚」「ヤクザ」のモチーフ的に『狼と豚と人間(1964)』と重なるものの、特に続編というわけではなく、クライム映画色の強かったあちらに対して、崩れつつある任侠映画の枠組みへの哀惜を漂わせつつ、実録抗争ものへの予兆が散りばめられてる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:「理不尽に堪え続けた涯に、ラストで短ドス抜いて殴り込み」という基本構造は任侠映画を継承してて、それも鶴田浩二と主人公コンビの2回もあるわけですが(^^;;、それで状況が改善するわけもない(つか勝負に決着ついて、やることなくなったから殴り込むわけだけども)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:この映画に限らず、60年代末期とか70年代初頭になると、任侠のロマンが現実に通用しないという冷めた認知は深まりつつ、他にすがるものもないので「殴り込み落ち」だけが残っているような作品が何本も作られ、やがて『仁義なき戦い』によって物語構造自体が変革する。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:この辺の変化の流れを追ってゆくと、色々発見があって面白いよね……とか思いつつ、次の映画の上映開始を待つのです(^^) #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
■監督フィルモグラフィ:深作欣二 (1930年~2003年)
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