『大番』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/09/01(sun)鑑賞)
北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」(2)大番 上 (小学館文庫)
- 作者: 獅子文六
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/06
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」(2)大番 下 (小学館文庫)
- 作者: 獅子文六
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/06
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
本日の映画1本目『大番』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1957年公開。戦後の大衆小説のヒットメイカー獅子文六の週刊誌連載小説原作で、戦前の株取引の世界に飛び込んだ田舎出身の青年が相場師として成長するお話。……で、いきなり「総集編」て何?(^^;; #fr19_n pic.twitter.com/BIukUVrogI
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』観終わりました。加東大介演じる主人公が、昭和4年に四国・宇和島から18歳で上京して相場師として立身出世して、昭和7年の五・一五事件後の株価の大崩れに捲き込まれて資産を失い、実家に帰るまで。4部作の第1部なので、まだこれでお話が終わるわけではないんですが。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』:まず戦前の株式市場に於ける「相場師」の概念がよく判らないまま、お話がずんずん進むんですが(^^;;、客からの依頼で株の売買をする証券会社の機能と、自らの資産をぶっ込んで運用する投資家が一体となったような存在、らしい。…今の証券法だとアウトなんじゃねえの、それ?(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』:一応、今は懐かしき兜町の立会場とかの場面も出てきますが、特にどういうシステムで取引が成立するのかとか、取引上のテクニカルな駆け引きとかは特に描かれない。観客がその辺に特に興味を持つとは思われてなかったのかな。しかし、今はこの辺、全部サーバ内で電算処理だもんなあ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』:何か、こー、仕事の内容より、実家時代の夜這いの風習とかのエピソードとか、出世するにつれ加東大介の金遣いが荒くなって顔つきがどんどん悪くなるとか(^^;;、そっちにはガッツリ尺を取ってるので、お仕事映画というより立身出世ストーリーで感情移入してもらう戦略なんですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』:ちなみに最初に勤めた株屋(個人経営の証券会社?)で一緒に部屋住みの小僧から始めた同僚で親友に仲代達也。あと落ちぶれた元名相場師で、今は見料と称してタカり生活をしている老人が東野栄治郎。でもそのアドバイスで相場で大当たりするというのは、昭和ロマン感あるよね(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『大番』:この時代に昭和初期を舞台にした青春立身出世ストーリーは、原作者や制作者自身の青春時代と重なってやりやすいというのがあったのかな。ともあれ、ラピュタ阿佐ヶ谷ではこれから獅子文六特集ということで、この『大番』シリーズ全作やってくれるようなので、追いかけてみましょう。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日