『ザ・ネゴシエーション』@シネマート新宿(19/09/03(tue)鑑賞)
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本日の映画『ザ・ネゴシエーション』@シネマート新宿に劇場入りしました。ソウル市警の人質交渉官のヒロインが、タイ・バンコクで発生した韓国人誘拐事件の交渉窓口に犯人から指名される。タイムリミットは特殊部隊突入までの14時間……というお話だそうですが、さて。#fr19_n pic.twitter.com/YxyX1d3mLL
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月3日
『ザ・ネゴシエーション』観終わりました。バンコクにいる誘拐犯と、ソウルからネット越しの交渉バトル。高橋克典似のやさぐれたイケメンの犯人の言動に振り廻されながら、事件の背後に潜む政権中枢が絡む武器密輸工作の闇が徐々に明らかになり、ヒロインは……というお話。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月3日
『ザ・ネゴシエーション』:交渉ものって、基本的に自分と相手の二元中継だけで成立するので、大変リーズナブル(^^)。まあ、それだけでは華がないので、特殊部隊の制圧作戦とか「中継」のトリックとか、手練手管を駆使して盛り上げるわけですが、本作も予算感の割にスケールが大きくて楽しい。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月3日
『ザ・ネゴシエーション』:ぶっちゃけてしまうと、「中継」の大ネタも含めて、概ね筋が読めなくもなく、よくは出来ているけどジャンル映画にクサビを打ち込むような突飛な作品ではないです。全体に安上がりなはずだけど、特殊部隊描写など、アクセントとなるとこは手を抜かないんだよね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月3日
『ザ・ネゴシエーション』:スケールの大きな超大作なんかより、この辺のスケールの作品を卒なく面白く仕上げてくる辺りにこそ、今の韓国映画の強みというか凄みがあると思う。これを邦画でやると、底が見えてチープ感を隠せなかったりするんだよな。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月3日
『ザ・ネゴシエーション』:あと本作は最終的に、ヒロインが事件の黒幕を告発し、お白州(法廷)に悪党どもを引きずり出して終わります。まあ、だからハッピーエンドという甘い落ちでもないんですが、少なくともそれは法と裁判システムへの信頼を示していると言えなくもない。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月4日
『ザ・ネゴシエーション』:たわいもない落ちのつけ方、と切って捨ててもいいんですが、問題は「これ」を今の邦画でやれるか、ですよ。権力犯罪に甘々で、警察も検察も、さらには裁判所すら怪しい社会で、無邪気に法と裁判システムを信じる落ちなんか出したら、観客に鼻で嗤われますからね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月4日
『ザ・ネゴシエーション』:こう考えると、この手の肩の張らないジャンル映画ほど、その国の観客の素朴な社会秩序感を真っ正直に投影するのですね。それを隣国の映画人のナイーブさと笑うのか、眩しさに眉を顰めるのかは、この映画を観た我が国の観客それぞれの判断に任せますが。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月4日