『てんやわんや』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/09/29(sun)鑑賞)
本日の映画『てんやわんや』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1950年公開。戦後大衆小説のヒットメイカー獅子文六原作、佐野周二&淡島千景主演。四国に左遷された気弱なサラリーマンが、四国独立運動に捲き込まれるお話。……四国独立運動?(^^;; ちなみに淡島千景はこれがデビュー作。#fr19_n pic.twitter.com/nNpou46k4b
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』観終わりました。病気療養の休職明けに、退職して北海道の実家帰らせてくださいと社長(志村喬)に申し出たら、「この極秘資料を持ってワシの実家の伊代宇和島で潜伏しろ」と上手いこと丸め込まれ(爆、現地着いたら地元の謎習俗だの四国独立を目指す政治運動に振り廻されるお話。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:作中で描かれた習俗が21世紀の今でもあるのかどうかは不明だけど、都会人の理解を軽やかに無視するものばかりで、軽い異世界転生感がある(爆 田舎こえー。とはいえ、そこで出会ったきれいなお姉さんに惚れて、順応しかける主人公w 愛の力こえー(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:一方、「アタシと結婚して、その極秘文書使って会社乗っ取ろう!」とアグレッシブに迫る社長の秘書だか愛人だか謎のヒロインが淡島千景。社長ともども東京から追っかけてきて、地元の有力者の間で謎の策動をする社長の横で、地元の若者相手にソシアル・ダンスを教えたり。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:四国独立運動というのも、町内会の青年団有志が始めた程度の話で、小学校の体育館を使った旗揚げ演説会(わきで生徒がピンポンしてるw)は、学校横の川で馬が泳いでることで聴衆の意識が全部そっちに持ってかれて流れ(対立組織の妨害工作が疑われるw)るとか、そういう運動(爆 #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:1950年代初頭の伊代宇和島の異世界性はともかく(^^;;、裏で何が起きてたのか最後まで謎のまま終わるんですが(多分、社長におちょくられた(爆)、結局、田舎の謎論理だの、圧(お)しの強いキャラたちに振り廻されっぱなしではダメだという教訓を得て、主人公は東京へ帰る、と。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:都会から見た、地方社会のわい雑さや混沌からくるパワーへの憧れをベースにしたコメディではあるけど、『大番』シリーズと続けて観ると、獅子文六の故郷・伊代宇和島が舞台だったり、ヒロインを理想の聖女と身近で俗で親しい女性のふたりに分けたり、共通する要素は多め。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:作家・獅子文六のベーシックな物語構造に近いのかな。大衆作家であるだけに、ここからテーマや時代の空気を受けて変わってゆくのでしょう。この特集上映のシリーズを通じて、そういった部分も見ていきましょう。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
■監督フィルモグラフィ:渋谷実(1907年~1980年)

李香蘭 山口淑子 DVD5巻セット 蘇州の夜 サヨンの鐘 わが生涯のかがやける日 初恋問答 野戦軍楽隊 SKRI-005
- 出版社/メーカー: 株式会社ケイメディア
- 発売日: 2014/09/29
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る