『夫婦百景』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/10/20(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『夫婦百景』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1958年公開。獅子文六原作、月丘夢路&大坂志郎主演の夫婦群像劇。奥さんが働いて旦那が家事をする夫婦や、年の差婚の夫婦に学生婚の夫婦など、いろんな形のご夫婦さんがわちゃわちゃするコメディだそうですが、さて。#fr19_n pic.twitter.com/qEKnlFm09J
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 20, 2019
『夫婦百景』観終わりました。売れない童話兼主夫業の大坂志郎と、家事の才能が壊滅的な切れ者雑誌編集長の月丘夢路の夫婦の家庭に、甥っ子の岡田真澄と浅丘ルリ子の学生夫婦が転がり込んでから玉突きでw展開するコメディ。みんな当時の良識的に「変」な夫婦だだけど、否定はしないんだよね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 20, 2019
『夫婦百景』:「夫婦はかくあるべし」的なことを言って家父長的なスタイルを強要する人がびっくりするくらい出てこず(^^;;、「夫婦の在り様なんて人それぞれ。幸せならいいじゃない」というメッセージが自然に語られてるのは、開明な気風の日活だからなのか。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 20, 2019
『夫婦百景』:同じ原作者でも『大番』辺りで描かれた男女像より、ずっと柔らかく開明的なのは、原作者の作風が時代に合わせて変化したのか、日活側の解釈でそうなったのか。いずれにせよ、21世紀の現代に観てもあまり古い感じがしないですね。まあ今だと人種や国籍の違う夫婦の話が入るかな。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月20日
『夫婦百景』:喧嘩して奥さんが出てっても泰然自若としているようだけど内心動揺している旦那さんの大坂志郎も、美人編集長で部下の男性から言い寄られて満更でもないけど、旦那さんの浮気の噂に悋気を隠せずに突っ走る奥さんの月丘夢路もどちらも凄くチャーミング(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 20, 2019
『夫婦百景』:ウチらの世代の月丘夢路像は、人の良いお婆ちゃん役の人だけど、考えてみれば宝塚出身でコメディもいける美人女優さんなんですよね。特にこの映画の監督は本当の旦那さんの井上梅次なので、監督の惚気もフィルムに反映されてるのかな(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 20, 2019
『夫婦百景』:もうひとつの見所は、若い岡田真澄で、細いし背丈(たっぱ)あるし、際立ったイケメンなのに抜けたところも見せる見事な喜劇俳優ぶりで、その彼が背の低い浅丘ルリ子といちゃいちゃするバカップルぶりには、だいたいこいつらが(概ね善意で)揉め事の原因作ってるのも許せちゃうw #fr19_n
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『夫婦百景』:まあ当て馬にされた月丘夢路の部下はかわいそうだったけど(^^;;、独り者が観ても楽しい映画でしたよ。来週はこれの続編が掛かるというので、今から楽しみです。機会がありましたら、是非。#fr19_n
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■監督フィルモグラフィ:井上梅次(1923年~2010年)
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