『劇場』@アップリンク吉祥寺(20/07/24(fri)鑑賞)
本日の映画2本目『劇場』@アップリンク吉祥寺に劇場入りしました。又吉直樹原作、行定勲監督、山崎健人&松岡茉優主演。劇団の演出家の男と、それを10年支えた恋人のお話。このまとめだと、美しい話のようにも見えるけど、さてそれで済むのかどうか……(^^;; #fr20_n pic.twitter.com/gHTNrjxhMH
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』観終わりました。ヒモでクズなくせに自己肯定感が薄いんで拗らせてる舞台系男子と、それを全肯定してくれる彼女。まあ褒められたカップルとは言えないし、結局、うまくいかずに壊れちゃうんだけど、しかし、アレは、あのラストは……そりゃ試写会でオッサン勢号泣するわ! 反則!(号泣 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:まず観てて面白いなと思ったのが、この天使のような彼女と付き合ってる間、劇作家の主人公は作家として停滞してて、全然脚本書かなくなっちゃうんだよね(爆 かつ、一度舞台に上げた彼女の芝居の上手さにショックを受けて、以後、嫉妬で芝居から遠ざけようとする。最低だな、コイツ!#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:どんなにラブラブでも、基本的に互いに相手の才能や人格を高め合い、社会的にも人格的にも高め合うような方向には転がっていきません。その辺は男の側がクズだから…だけでもなかったことが、ラストで明かされされますが、何と言うか、こー、そういう恋愛もあるよね(^^;; #fr20_n
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『劇場』:人生の目標が成長だったり、前進だったり、社会的成功だったりする視点から見る限り、このふたりの10年間はものの見事に「停滞」しています。と言うか、そう言ったことからの逃避が目的の関係性で、共犯関係だったわけで、そこに逃げきれなくなって壊れちゃうまで、というか。#fr20_n
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『劇場』:あちゃー、という話なのだけど、一概に突き放す気にもなれないのは、若い内の恋愛、特に失敗した恋愛なんて多かれ少なかれそういう要素は孕んでるものだし、そもそも「この娘と付き合ったらオレの人生の得になる」と思って始める関係が「恋愛」と言えるか、って話ですよ。#fr20_n
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『劇場』:そんなわけで、オッサンになればなるほど、古傷が抉られる(爆 いや、オレはこの映画の主人公ほど酷くはなかった。と思いたい。多分、きっと。……一方でヒロインの方も根底で自己肯定感が稀薄気味で、そこにこの彼氏との組み合わせはマズかったとしか。まあDVしなかっただけマシか。#fr20_n
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『劇場』:別れるまでも男の側が優柔不断なんで、年単位の時間が掛かり、挙句に友人からぐうの音も出ない説教受けて肚を括るといい体たらく(爆 ありがちありがち。……いや、オレの話ではないぞ。断じて、違うからな(^^;;)#fr20_n
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『劇場』:そんなわけで、ヘタレなクズ男世界総集編(^^;;みたいに、恋愛ダメエピソードが後半特に続きます。それが男の側のモノローグ主体で進むので、女々しい言い訳を聞かされ続けるような状態に、共感するか、アホかと思うかは、結構、人によってはっきり別れそうな気もするけど。#fr20_n
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『劇場』:いやまあ、あそこまでヘタレだと、彼女側の事情も踏まえた「共犯関係」も、男が言い訳(エクスキューズ)として脳内ででっち上げんじゃねえの、という疑惑も出てきたけど……(^^;; #fr20_n
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『劇場』:ただ、そこら辺を差っ引いたとしても、ラストの男から彼女への長い語りかけに、全部のマイナスを帳消しにしかねないパワーがあったのは事実です。アレはすべての男たちが別れた彼女に、あの日あの時、伝えておくべきだったと抱え続けてきた言葉そのものですよ。#fr20_n
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『劇場』:それを実際に伝えていたら、ワンチャン寄り戻せたかも…とかではなく(^^;; 貴女に出逢えたことで自分がどれほど救われたか、せめてそれくらい、最後に自分の口から伝えておきたかったってのはあるじゃない。しょーもない男のロマンチズムで、付き合ってる間に言え、って話だけども。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:実際の男女別れ際は、関係が拗れ倒してるピークなので、大抵そういう美しい話にはならないし、双方喧嘩腰くらいでないときれいに別れられなかったりするけどねー(-o-;; でも、いいんだよ。これは「映画」で、夢のお話なんだから。思いっきり綺麗事で語りきればいいのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:そんなわけで、そら、オッサンたちは泣くわなー、号泣するわなー、という映画です。でも同じオッサンが、自分の娘が下北沢の演劇崩れのチンピラと同棲始めたら、全力で殴りにいくだろうけど(爆 その両面性も込みで、男の恋愛ロマンチズム全開の映画というか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:ネタバレなので、最後の「仕掛け」の具体的な中身にまで言及したりはしませんが、そこまでひっくるめて、ぎりぎり「ファンタジー」として成立してると見るかどうか。女性目線だと、山崎賢人ならアリでも昔の彼氏だと思ったら、「ふざけんな」で終わりそうな気も(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日
『劇場』:あと本作は、コロナ禍の影響で、Amazon Prime独占配信とミニシアター系での公開という変則的なスタイルでの公開となっています。とは言え、初回は劇場で観た方がいいかな。136分の長尺で10年の恋を描く本作は、劇場で集中して一気に駆け抜けた方が、本当の恋愛っぽいじゃないですか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月24日