『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』@シネマート新宿
本日の映画『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』@シネマート新宿に劇場入りしました。2018年に実際に中国に起きた航空機事故で、高度1万メートルで発生したインシデントから乗客を無事守って地上に帰還した機長の活躍を描くお話だそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月6日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』観終わりました。実話ベースで関係各機関の協力有りきの企画なためか、出てくるプロが全員失敗もしなければ足も引っ張らないので、金のかかったOJT動画感はある(^^;; でも中国民間航空業界ものとしては非常に良く出来てて面白い。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月6日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:離陸前に機長が幼い娘に「行ってきます」と言って家を出て、事件の1年後にクルーが同窓会するまでの話なんですが、離陸前のクルーや空港関係者の準備やチェックがテキパキと進むのは、お仕事映画大好きっ子は大喜び(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月6日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:事件は重慶発チベット自治区ラサ行きの双発ジェット旅客機がチベット山脈越えの上空1万メートルでコックピットのガラスが砕け散り、氷点下30度で低酸素の大気が雪崩れ込んで、事実上の通信不能の状態に陥りながら生還した実話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月6日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:そもそも何でコックピットのガラスが割れたのか、については本編中では言及はないので、整備不良で微細クラック見逃したのか、製造工程に問題があったのか、そこんとこはよく判らない。まあそこは事故調の映画ではないので。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月6日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:高度1万メートルで事故(インシデント)発生からの、クルーの対応とか、関係各機関の反応とかが懇切丁寧に、しかしスピード感を持って流れるように展開する下りは、民間航空事故ファン(なんだそれは(^^;;)には堪らないものがあります。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:それもそのはず、監督は『インファナルアフェア』のアンドリュー・ラウ! この人、こんなところで何やってんの? 才能の無駄づ…あ、いや(^^;; ドラマが薄い割にシーンやカットの繋ぎだけでそこそこ魅せてしまうのは、さすがというか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:例えば、この事件で民間航空・軍それぞれの航空管制機関の果たした役割は大きいと思うんだけど、実際に目に見える形では管制官が通信不能の事故機に呼びかけてるだけだから、絵にならないんだよね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:それを不安げな管制官の仕草とか立ち上がったり座ったり、後ろをスタッフが通り過ぎたり、ありとあらゆる手段を用いて緊張感を高めてゆく手腕は、さすが香港映画のベテラン監督。つくづくこんなとこで何やってるんだと(もういい)。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:飛行シーンは概ねCGなんですが、ちょいちょいVR的に数値情報とか機体番号を重ねてみたり、チベット山脈の上にどっかりと居座って壁の様に立ちはだかる低気圧の雲海とか、そこに突っ込んでく絶望感とか、非常に良かったですね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:状況は想像を絶する過酷さなんだけど、出てくるプロは高い職業倫理と弛(たゆ)むことなき訓練と揺るぎない実践経験に裏打ちされて、人智の限りを尽くして危機に立ち向かってゆく……邦画でいうと『シン・ゴジラ』的な魅力というか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:同時に『シン・ゴジラ』に微妙に感じていたのと同じ違和感が、この映画を観ていると何となく見えてくるものがあって、「整いすぎていることの気持ち悪さ」というか、あんまり真面目に観ちゃっていいのかなあ、という気にもなる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:事故機は重慶発チベット・ラサ行きで、観光旅行目的の漢人も里帰りのチベット人も乗っている。乗合バス的な庶民の足であり、中原政権の辺境支配のラストワンマイルを支える馬車馬(ワークホース)ですよ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:五族共和的な機内の賑わいと、それを支える名もなきプロの層の厚みを中原政府の自負として屈託なく描く映画で、それに素直に乗ってもいいんですが、その屈託のなさへの居心地の悪さが、外国人としては残っちゃうよねえ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:まあ、邦画で北海道行きの旅客便に、これみよがしに出稼ぎ帰りのアイヌのお父さんとか、元陸自のお爺さんとか乗ってても別に今の日本人は違和感持たないだろうから、よその国の事をとやかく言う資格があるのかどうか判らんけども。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』:ともあれ、中国民間航空業界を巡る中の人(民間航空関係者)、外の人(軍・政府関係)、おまけのその周辺(航空オタクwやらSNSで事件を見守る市民やら)を包括的に描く映画として、非常に興味深く、かつ娯楽映画としてよくできた映画でした。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月4日