『連合艦隊司令長官 山本五十六』@新宿武蔵野館(21/01/03(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『連合艦隊司令長官 山本五十六』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。1968年公開。三船敏郎が山本五十六の東宝戦争映画の王道ど真ん中だけど、意外と観ていなかった作品で、新年も温故知新。今年もまた、古典であっても新鮮な気持ちで向き合っていきましょう(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』観終わりました。負け戦を「ああ、負けちゃったねぇ」と振り返る話なので、景気の良い話にはならないのだが(^^;;、東宝円谷戦争映画の円熟期の作品なので、戦闘描写(特に対地攻撃)の完成度は圧巻で、そのリッチさを背景にダウナーな負け戦話をするという。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:お話は海軍次官として三国同盟に反対していた頃から、真珠湾攻撃、ミッドウェー、ガダルカナルの攻防を経てブーゲンビルで撃墜されるまで。概ね史実ベースですが、ガダルカナルで凄惨な状況に足を取られて、戦略的に身動きが取れなくなるのに尺を取ってます。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:初戦の戦勝からミッドウェー敗戦を境に、敗退続く連合艦隊の衰退を描き、ブーゲンビルの撃墜前日の野戦病院訪問や訪問者とのやりとりを情感たっぷりに描いて当日の悲劇を描く構成は既視感あるなと思ったら、アレだ、片岡千恵蔵の『新選組鬼隊長(1954)』だ(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:まあスタッフ被ってないし、本当に参照したとも思ってないけど、歴史的英雄の栄光と滅びを描く物語類型として、古典的な構成に従ったということなのでしょう。まあ本人の戦死からたった25年で、史劇の類型に嵌め込んで消費する是非もある気もしますが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:あと、本作の着眼点で面白かったのが、制服描写がきっちりしてるんですね。ご存知の方はご存知と思いますが、一言で軍服と言っても現場で着る野戦服やパイロットスーツから、後方の内勤者が着る制服や式典用の礼服など色々あって、状況によって着替えます。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:本作での海軍軍服描写がどこまで史実通りだったか判りませんが、たとえ最前線のパイロットであっても、長官室に意見具申に訪れるときは、きちんと内勤者用の制服で訪問する。そしてミッドウェイ以降、山本長官が通常時も白い二種礼装を着ていた意味は……。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:いや、これも史実そうだったのかどうかは裏取ってないのでそこはコメントしませんが(^^;;、本作では軍服の違いで状況や登場人物の心理描写に使うという、ちょっと面白い試みをしています。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:そんなわけで基本負け戦の話なので上がる要素は少ないんですが、戦闘描写は東宝プール大活躍の艦隊描写、艦艇の質感のリアリティ、真珠湾やミッドウェイ島への対地攻撃時の対空砲火舐めのカメラワークとか、CG抜きでよくぞここまでと感嘆します。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日
『連合艦隊司令長官 山本五十六』:帝国海軍主体の戦記映画としては、多少海軍に甘い感はあるものの、スタンダードな戦記ものとしてよくまとまっている作品です。昨年公開された『ミッドウェイ』と併せて観ると、日米双方の視点がうまく把握できるんじゃないでしょうか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月3日