『国境の南』@シネマヴェーラ渋谷(21/02/13(sat)鑑賞)
A tribute to Olivia de Havilland in Hold Back the Dawn (1941)
本日の映画2本目『国境の南』@シネマヴェーラ渋谷に劇場入りしました。1941年公開。シャルル・ポワイエ&オリヴィア・デ・ハビラント主演。いや、たまたま時間空いたので。戦前戦中ハリウッド映画とか、完全にパトロール対象外で文脈もよく判ってないのだけど、まあたまにはね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』観終わりました。欧州から流れてきて、メキシコ国境の町で吹き溜まってる詐欺師の男(シャルル・ボワイエ)。小学校教師の女(オリヴィア・デ・ハヴィランド)を騙して結婚し、米国入国ビザを入手しようとするが、本気で結婚はしゃぐ彼女に男は……というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:ジゴロ気取りの男が、年下の娘騙して「国境を越えたらポイさ」みたいに嘯いてる内に本気でのめり込んでしまい、同時に彼女も真実を知る。立ち位置が入れ替わってから、さあどうなる。という、なるほど、ハリウッド・ロマンスの王道とはこういうことか、という品の良さ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:序盤はホテル内を中心としたセット撮影中心で、中盤はメキシコの田舎を新婚旅行で巡る外ロケ。クライマックスは国境を突破して、警察の追跡を振り切ってLAまで車をぶっ飛ばすシークエンスと、21世紀の現代に観ても充分に観応えあってダイナミック。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:車輌のぶつけ合いまではないものの、スピード描写はなかなかに迫力があり、ハリウッドはこの時代で車輌描写がここまで仕上がってたのかと感嘆します。まあ戦前から車社会ですもんね。戦前の邦画で、車輌描写ってどうなってたんでしょうか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:一夜で恋に落ちて結婚までしちゃうヒロインは、今だと内面が幼過ぎてウソっぽくなるけど、この時代とオリヴィア・デ・ハヴィランドの清楚さでぎりぎり成立していて、それがあるからスレたワルの主人公の本気の恋も成立する。まあ、当時でもお伽話ではあったんでしょうが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:今やると、男も女も、この純情さを引き出すために、もっと言い訳(エクスキューズ)が必要となるだろうし、その冗長な語りで品の良さも失われてしまう。まあ時代劇ならワンチャンあるかな。ハリウッド・ロマンスの本当の王道とは、こういうものだったのねと勉強になる映画でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日