『ドント・ルック・アップ』@Netflix(22/05/10(tue)鑑賞)
Netflix | ドント・ルック・アップ
https://www.netflix.com/title/81252357
本日の映画『ドント・ルック・アップ』@Netflixを観終わりました。2021年配信開始。レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンス主演、『バイス』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督の世界終末コメディ。他にもキャストがなんでこんなに豪華なの……(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)がすばる望遠鏡を使って発見した新彗星の軌道計算をした指導教官の天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)は、6ヶ月後に地球に激突して人類死滅級の被害をもたらすことを算出する。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:慌ててNASAに連絡を取った教授とケイトは、急遽大統領との面会を設定されるが、散々待たされた挙句、スキャンダル対応で忙しい大統領に適当にあしらわれて追い返される。それでは、と言うことで、TVのワイドショーで危機を訴えることに。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:しかし、芸能ネタに挟まれ、何でもジョークで流そうとする司会進行に阻まれ、なかなか思いは伝わらない。ブチ切れて喚いたケイトは番組出禁を喰らうが、教授は女性アンカーに気に入られてコメンテイターとして採用。お茶の間の人気者にw #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:もっとも小心者の教授は、スタジオの雰囲気に流されて危機を訴えられず、さらに女性アンカーとねんごろになってしまい、本来の目的そっちのけで泥沼に(爆 そうこうする内にスキャンダルから目を逸らすため、大統領が彗星迎撃作戦にその気になる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:国家プロジェクトとして盛り上がりに盛り上げて、いよいよ彗星迎撃作戦発動。ロケット打ち上げ。迎撃機がいよいよ宇宙に飛び出す……という段になって、彗星を資源利用しようという政権支持派のテック企業会長の要望を入れて作戦中止! #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:教授とケイトが唖然とする横で、財界の意向として彗星を地球近傍で破壊して資源利用する作戦に切り替わってしまう。教授とケイトは市民に危機を訴えるが、その結果、国内世論は「空を見ろ」派と「見るな」派に分断され、時間ばかりが過ぎてゆき……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:なんでもジョークにして流す米国人のスタイルに、向こうでもイラッとしている人がいたんだ、というのが本作で得た知見(爆 まあ、これも一種の恒常性(ホメオスタシス)処理のひとつなんだろうけど、行き過ぎると、目の前の危機を危機として受け留められなくなる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:この辺はお国柄で、米国は日本なんかより危機モードへの移行がうまい印象があります。でもアダム・マッケイ監督は、米国社会がそこをしくじってカタストロフに突っ込んだケースを掘り下げた作品を撮ってきた人なんで、そうなりますよねーというお話(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:本作でも田舎の天文学者からの通報を即座に検証して、すぐにワシントンに連れていって大統領にレクチャーさせる序盤なんか、日本ではこうスムーズにいかないと感心するんですが、そこから先が酷い(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:ホワイトハウスの面々がろくでなし、というのは措くとしても、その後のTVの話と併せて、有象無象のイシューから、リアルな危機情報をどうフックアップするか、というのは難しい話ではあって、日常生活のフレームから逸脱する話は呑み込みづらい。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:今般のウクライナ戦争だって、ロシア軍の侵攻直前まで、現地の市民にはそれを信じない人が結構いた。自分が同じ立場でも同じ反応だったかもしれない。だっていきなり生活すべて捨てて逃げ出さなきゃならないなんて、考えたくもないもの。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:この映画ではコメディの体で描かれているけど、人は目の前の危機を真面目に直視して対処することは難しく、しかもうかうかしてると、権力者や資本家が引っ掻きまわして(責任も取らずに)放り出して逃げ出すかもしれない、という普遍的な話をしています。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:なので、危機を訴える側のディカプリオ教授とか、ワシントン上京当初は使命感に溢れてたのに、流されて人気者になって浮気まで始めて、後になって後悔する小人っぷりで(^^;; まあダメはダメなんだけど、どうも憎めない。観てるこちらも小人ですしね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
『ドント・ルック・アップ』:彗星の地球衝突&人類滅亡というスケールが大きて現実味が薄い分、コロナ禍であれ、ウクライナ戦争であれ、世界規模の危機と人類社会がどう向き合うべきかのよき寓話として機能している映画です。まあ、今日も今日とて、人類は愚か、ってことでもあるけど(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月11日
■監督フィルモグラフィ:アダム・マッケイ(1968年~)
Netflix | マネー・ショート 華麗なる大逆転