『オードリー・ヘプバーン』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館(22/05/19(thu)鑑賞)
本日の映画『オードリー・ヘプバーン』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館に劇場入りしました。戦後ハリウッドの伝説的なスター女優オードリー・ヘップバーンの伝記ドキュメンタリー。言われてみれば、活躍時期的に戦争経験者でも不思議ではないのだけど、レジスタンス経験者なのは初耳。#fr22_n pic.twitter.com/76gxKRZVsM
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月19日
『オードリー・ヘプバーン』観終わって帰宅しました。1950年代後半から60年代のハリウッドで活躍し、「時代の申し子」として女性像を刷新した彼女なのだけど、晩年にユニセフ親善大使として難民救済に取り組んだことまで含めて、大戦期に幼少期を過ごした「戦争の子ども」だったと知る映画。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:1929年ベルギー生まれのオードリー・ヘプバーンは、母方がオランダの有力貴族の家系で、ナポレオン戦争後に現王室を再興して憲法起草まで携わり、インドネシアのシェル石油の利権とも深く関わった超エリート家系の出身。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:もっとも第一次世界大戦末期の革命で財産は没収。その後、第二次世界大戦前に父親はファシスト運動に傾倒して妻子を捨ててロンドンに渡り、ヘプバーン母娘はナチス占領下のオランダに取り残されることに。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:その5年間の占領期間の間、幼いオードリーはレジスタンスの連絡要員を務めたとか。戦後、バレリーナになる夢を叶えるために英国に渡るも、既に年齢的に難しく、意気消沈していたところを映画プロデューサーに見出され、英国で映画デビュー。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:伝記とか読むとこの辺は書いてそうだけど、そこまでのファンではなかった自分は、この映画で初めて知りました。彼女の持つ貴族的な気品と教養、同時にここぞという時の決断力の不思議な共存は、こういう背景ありきなんですね。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:その後、米国ブロードウェイで舞台主演を務め、ハリウッドに転じて、1950年代〜60年代末までのハリウッド黄金期の末期を飾る大女優として、数多の名作映画に出演したのは、皆様ご存知の通り。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:その女優業も、1970年代になるとばっさりと仕事を減らして、子育てに集中する。映画史的に彼女の才能を惜しむことはあっても、彼女の私生活は苦難の連続なので、外野からその選択を責められないなあ……。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:そして晩年はユニセフ親善大使として、世界中を飛び回って、難民と貧困救済に身を投じる。往年の大女優が人道活動を始めた、という凡庸な表現では収まらない、尋常ならざる熱意で。でもそれは、こうして彼女の人生全体を俯瞰して見ると、必然として見えてくる。#fr22_n
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『オードリー・ヘプバーン』:政治運動を拗らせて妻子捨てた父親との別れも含めて、第二次世界大戦という未曾有の戦乱の中で、子供としてその目で見たこと、感じたこと、奪われたことが、時に彼女の女優としての才能に深みを与え、私生活に愛を求め、やがて戦地での人道活動へと繋がってゆく。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:外からは、彼女の生き方は変転を重ねているように見えるかもしれないけど、彼女の中では一貫していたのでしょう。自身の中にある傷を、外へ向かう「愛」へと昇華させて、前へ前へと突き進む生き方で、これはこれで人間としてひとつの見事な生き様であると思う。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:1本の映画は、どれほど美しく完成された作品であろうと、関わった人々のその瞬間の人生を切り取ったものに過ぎない。それはそれで意義はありますけどね。でも、そこを切り口に、人の人生全体に触れれば、そこにも豊かな物語があるのです。それを学ぶ映画でした。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:で、以下は完全にオマケの与太話。占領下のオランダで、ナチス高官暗殺のために潜入したシェイクスピア劇団出身のSOE(英国特殊作戦執行部)要員のオジサンと、現地レジスタンスとの連絡要員としてコンビを組むことになった幼いオードリー。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日
『オードリー・ヘプバーン』:SOE要員の巧みな変装と演技力で、標的のナチス高官に接近するふたり。それを追う切れ者のゲシュタポ捜査官の追跡を回避しながら、暗殺作戦は成功するか……というヒギンズ風の冒険小説を誰か書かないかなーとか思いながら観てました(^^) #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月20日