積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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義忠『彼女の戰い』第5〜6回:まえがき

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■義忠『彼女の戰い』第0〜2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650198
■義忠『彼女の戰い』第0回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650199
■義忠『彼女の戰い』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650200
■義忠『彼女の戰い』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650201
■義忠『彼女の戰い』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270012
■義忠『彼女の戰い』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270013
■義忠『彼女の戰い』第4回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838984
■義忠『彼女の戰い』第4回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838985

 はい、そんなわけで『彼女の戰い』の連載、第4週目です。
 前回の対使徒戦敗北を受けてのどん底編の「Scene 05」と、ケンスケとヒカリの訪問で持ち直す復活編の「Scene 06」を続けてお送りします。
 ……いや、「Scene 05」で一週間も話を止めたら、読者の神経が持たなさそうですので(汗)。
 
 なお、前回時間がなくて書けなかった裏話的な部分を前回のまえがきに追記しましたので、よろしければそちらもご覧ください。
 
 で、今回のパートについて。
 陰々滅々のどん底編は原作準拠なので、まぁ、こんなものなんですが、問題は復活編。
 あらかじめお断りしておきますが、今回の連載では10年前の原稿から改行位置とルビの扱いくらいしか敢えていじっていません。
 なので、ケンスケのNERVワッチの手法がすっげー胡散臭いとか、その辺はあまり突っ込まないように。まぁ、WEBで匿名性にこだわるのは東南アジア圏特有の現象という説もありますので、データベースと連動したロボットやらスクリプトを本気で活用すれば、欧米系国籍の職員を対象にそれなりに個人情報を集めて公的機関の監視とかできなくもなさそう。……まぁ、情報収集より、経験と訓練を積んだ分析官を数集める方が大変なので、やっぱりそれなりの予算規模の組織でないと厳しそうですけど。
 それはさておき。
 本作品ではここでヒカリと接触して復活しちゃってますので、この辺からアスカの心理的なポジションがTV版と分岐しちゃって原作に戻せなくなっちゃいました。発生するイベントに関しては、少なくとも作中は原作準拠なんですが。
 でも、この時点でのアスカの周囲の人間関係をよく読みこんでゆくと、NERVからほっとかれたのはあの組織の非人間性から有り得ない話ではないとしても、親友としてヒカリがいるんだからそれなりに支えられててもおかしくないんですよね。まぁ、トウジとのことがあってヒカリとの関係が断絶したと解釈すべきなんでしょうが、作中ではその辺の描写は特にないので、いきなりこの辺のエピソードから唐突にアスカが孤立し始める印象があります。
 別に悲劇は悲劇で否定はしないんですが、作者の恣意的な誘導の目立つ不自然な悲劇ってあまり好きじゃない。
 その辺が本作品ではこの辺りからのアスカの復活に繋がっているように思います。
 
 さて、「どん底辺」、「復活編」ときて、次回からいよいよ「反撃編」ですよ。
 と言っても、ハッキングのお話になってゆくので、派手なドンパチはなしですが。
 乞う、ご期待、ということで、ひとつ。
 
 なお、引き続きこの本作品のオフセット再版本の表紙等を描いていただける絵師様を大募集しております。
 連絡先は例によって下のメアドへ。

 では、本編をお楽しみください。